Yamo “Musica Obscura”

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Yamoと聞いて直ぐに反応する人は相当なマニアですね。と言うもの、元Kraftwerkのパーカッション担当のWolfgang Flürが1987年にKraftwerkを脱退して、やり始めた不定形プロジェクトがYamoなんです。彼曰く、「Yamoは通常のフィックスしたバンドではない」とのこと。つまり、Flürの書いた歌詞に、彼の親しいアーティストが曲を付けると言うシステムで活動しているみたいです。それは、異なるジャンルのアーティストの参加によって、Flürが音楽プロデューサーとして関与すると言うプロジェクトとのこと。よりクラブ仕様のなっているようです。1996年に”Time Pie”をリリースしており、多彩な参加アーティストがクレジットされているようです(私は未聴)。なので、アルバムをリリースするよりも12㌅EPをリリースするのを優先しているようです。まあ、クラブ仕様と言う訳ですね。
本作品も、33回転ですが、そんなクラブDJ用のものです。リミキサーは、The Bionaut (Jörg Burger)とSteve Baltesが参加しており、前者はVoiceにDonna Reginaも招いてのリミックスをしています。私自身はそれ程クラブ・シーンや音楽に詳しい訳ではないですが、本作品ではA2 “Guiding Ray”のオリジナルが、Neu!などのハンマービートを存分に使っており、お気に入りです。また音的に面白かったのはB1 “Dr. Ug. Ly (Club Mix)”でしたね。でも殆どの曲は、四つ打ちのリズムなので、ちょっとそこら辺が辛かったですね。そんな12㌅EPですが、気になった方は聴いてみてください。しかし、この作品の元は、元KraftwerkのWolfgang Flürだと言うのも何だかなぁと感慨深く思ってしまいました。

https://youtu.be/tEvfZb2I-g4

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