TEDDY ROBIN AND THE PLAYBOYS (1969)

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日本以外のアジアでの60年代ビート・ガレージ・バンドといえば、シンガポールのクエスツだとか、マカオのミスティツクス、インドネシアのクース・プルスの前身、クース・バーソウデラなどが有名ですが、香港といえば圧倒的にこのバンドでしょう。65年にニッカーボッカーズの「ライズ」のカヴァーでデビューした彼らの、これは69年の五作目でありラスト・アルバムの二枚組。当時のサイケデリック・アートとして秀逸なジャケットではあるのですが、内容は割とストレートなガレージ・ビートです。アジアのこのあたりのバンドはおしなべてそういう傾向があり、痛烈なサイケデリアが音楽にも表現されているかと思いきや、実際はそうでもない。しかしこの「そうでもない」感じもまた当時ならではの味わいなのでした。#garage #freakbeat

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