- amyurieru Museum
- 1F 鉱物資料
- Proustite 0.56ct
Proustite 0.56ct
<鉱物の説明>
プルースタイトはフランス人の化学者ジョセフ・ルイス・プルースト (1754-1826)に因んで付けられた。
低温熱水脈鉱床にていくつかの鉱物と共に、基本的に小さな結晶で産出される。
大きな結晶で出る事は少なく、辰砂と間違われる事もあったよう。
名前が似ている濃紅銀鉱という鉱物があり、ヒ素がアンチモンに変わった物になる。
濃紅銀鉱と見た目、性質、産地が同じであり、色が僅かに淡いというだけなので、見た目からの判別は困難となる。
透明度は半透明な物が基本で、
金属光沢から覗く赤色は綺麗であり、コレクターには人気らしい。
濃紅銀鉱と同じく、光による劣化を起こしやすいので保管に気を付けなければいけない。
<鉱物データ>
分類 硫化鉱物
化学式 Ag₃AsS₃
結晶系 三方晶系
へき開 三方向に明瞭
モース硬度 2-2.5
光沢 金剛光沢
色 暗赤色
条痕 暗赤色
屈折率 2.880-3.085
比重 5.6
<その他コメント>
2024年11月に浅草石フリマ似て購入した。
度々こちらのミューゼオで紹介している石を購入している先の一つ。
今回も「○○鉱」のルースが幾つもあったが、僕は一つだけ購入させていただいた。
この手の「管理に特に気を付けなければならない」ものは殆ど手を出していなかったけど、
面白そうだったので入手してみた。
カットする様な原石も少なくなっていると言い、販売も少ない所為も込みか、そこそこに良い値段した。
参考文献(敬称略)
Patrickvoillot https://www.patrickvoillot.com
wikipedia https://ja.wikipedia.org