- amyurieru Museum
- 1F 鉱物資料
- Eudialyte 0.13ct
Eudialyte 0.13ct
<鉱物の説明>
ユーディアライトは1819年、グリーンランド南西部にて産出すると初めて記載された。
※発見自体は1817年という文献有り
名前の由来として酸に溶けやすい事から、ギリシャ語の「良く溶ける(eu dialytos)」から来ている。
産地は極めて限定的で、基本的に不透明であり、宝石質(透明度が高い)な物は数が少ない。
ユーディアライトは、概ね他の鉱物と産出される事が多い。原石(ミネラル)の状態では、不透明であったり、黒色や白色の石と共生(塊状)になっている物がほとんど。
産地は限定的と書いたが、ロシアやグリーンランドは有名で、カナダ、ブラジル、ノルウェーでも発見されている。
<鉱物データ>
分類 ケイ酸塩鉱物
化学式 Na₁Ca₆Fe₃Zr₃Si(Si₂₅O₇₃)(O,OH,H₂O)₃(Cl,OH)₂
結晶系 斜方晶系
へき開 不明瞭
モース硬度 5-6
光沢 ガラス光沢
色 赤、マゼンタ、茶色、青、黄色
条痕 白色
屈折率 1.590-1.633
比重 2.74-3.10
<その他コメント>
このユーディアライトは、2024年10月に宇都宮にて行われたミネラルマルシェにて購入した。
業者の名前は出さないでおくが、基本的にリング等の宝飾品がメインではあるが、そこら辺のルース販売業者よりも、
レアな石を扱う事が多いという。
確かに、80店舗(公式サイト)の出店があった中で、他の業者でも扱っていないと思われる、
マルシェで1点のみの物も幾つか出品していた。
今回の宇都宮ミネラルマルシェでは石を買う予定は無かったのだが、結局はレアストーンと呼ばれる物を5種購入した。
その内の一つがこの宝石質ユーディアライトだった。
お世辞にも大きいとは言えないが、石自体の品質とカットバランスが良かった為、入手。
透明なユーディアライトであっても検索したら在庫が普通に存在するので、
入手難易度は、そこ迄高くないと思う。
参考文献(敬称略)
Patrickvoillot https://www.patrickvoillot.com
wikipedia https://en.wikipedia.org