- amyurieru Museum
- 1F 鉱物資料
- Cerussite 0.68ct
Cerussite 0.68ct
<鉱物の説明>
セルサイト(白鉛鉱)は、非常に高い屈折率、分散度を持つ鉱物で素晴らしい輝きを放っている。
ラテン語で白鉛を指す「cerussa」が由来となっている。
基本的に無色や白色なのだが、灰色、緑色がかった物も存在するらしい。
カルサイト(CaCO₃)とセルサイト(PbCO₃)は組成式が似ていて、
カルシウムと鉛が違うだけである。
其れだけの差とは言っても物質が違うのだから当然だけれど、
両者全然違う輝きをしている。
原石も魅力的な形であるので、どちらにしても一定以上の人気がありそう。
<鉱物データ>
分類 炭酸塩鉱物
化学式 PbCO₃
結晶系 斜方晶系
へき開 完全
モース硬度 3-3.5
光沢 金属、ガラス、樹脂光沢
色 白色、灰色、緑色
条痕 白色
屈折率 1.804-2.076
比重 6.53–6.57
<その他コメント>
こちらのセルサイトは、ナミビア・ツメブ産の透明度が高い原石を、
コレクター兼研磨師がカットしたピース。
2024浅草石フリマでは3石のツメブ産セルサイトを出していたようだが、
ボクが見に行った時は既に小さいこの子だけだった。
セルサイトは比重が重いので、7分弱でも若干小さく見える気がする。
若干の灯りさえあれば目立つ輝きは、脆く儚いからこそ強い光を放つのかもしれない。
参考文献(敬称略)
wikipedia https://en.wikipedia.org
おもしろ宝石 https://www.rakuten.co.jp/omoshiro-gem/