Those Were The Days / The Exotic Guitars

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The EG'sの2枚目は、「Those Were The Days(悲しき天使)」。この盤の聴き所はベースにキャロルさんと推定されるプレイが多いことです。1曲目、少し聞こえにくいかもしれませんが、このフェンダーベースのサウンドは…。で、期待が生まれます。「南太平洋」みたいなアレンジがほどこされた「The Sound Of Music」で、少し肩すかしをされますが、3曲目で期待は確信に変わります。肩すかしと言いましたが、これはキャロルさん探しという意味だけで、演奏はなごみの極地。このギターは12絃でしょうか?よくわかりません。しかし、見事なラウンジ音楽になっています。で、2曲目がなごみなら、3曲目は「クール」です。ドラムスはハル・ブレイン、ベース、キャロル・ケイで確定だと思います。
 私としてはA-3曲目やA-6曲目のクールでしかも哀愁味のあるサウンドが好みですが、A-2、B-1のほどよい甘さも捨てがたく、日本人にも耳なじみのある曲が多いので、リアルタイムで日本でも出していれば結構売れたのではないかと思うのですが、どうでしょう。何にせよ演奏のレベルはとても高いことは保証できます。

Side A
01 Those Were The Days
02 The Sound Of Music
03 A Taste Of Honey
04 I Walk Alone
05 Love Is Blue
06 Autumn Leaves

Side B
07 Twilight Time
08 A Man And A Woman
09 Only You
10 Music To Watch Girls By
11 Blue Velvet
12 The Bells That Ring For No One

1968 / Ranwood Records (R 8040)

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