The James Bond Theme / Billy Strange

0

 発売された順番から言うと、最初紹介した「Goldfinger」の方が後なのですが、自分が手に入れた順に番号を振ったりしているので、前後しています。といっても、モノラルしか持っていなくて、いくら探してもステレオ盤が見つからなくて(バカ高いものならあったのですが)、あきらめていたのですが、2005年の6月頃に安価でステレオ盤を入手しました。盤もジャケットも届いてビックリの状態の良さ。ちなみに、11ドルでした。(ついでに言うと、「Mr. Guitar」のステレオ盤もこの時入手。値段は1ドル高い12ドルでした)。
 タイトル曲は、ビリー親分の名義でのヒット曲なので有名ですね。さらに、その他の収録曲も、すでにいろいろなコンピに入っています。ハル・ブレインのスイングするドラムに乗って、ある時は華麗に、ある時はアグレッシブに演奏されるギターは、まさに「大人のインスト」。今風のタームを使うなら「ラウンジ感」を持った演奏といえるでしょう。でも、決してイージー・リスニングやムード音楽になっていないのが格好良いところ。A面ラストの「C'mon And Swim」が好例です。さらに、「Walk, Don't Run, '64」(やたらコンマがありますが、LPのクレジットに従いました)です。申し分ないスピード感。タイトなリズム。素晴らしい演奏です。でも、ちょっとホーンがうるさい。ま、それはおいといて、「イパネマの娘」へのチェンジ・オブ・ペースも良いですなあ。
 こういうのを聴いていると、エレキ・インストの世界から抜け出せません。

Side A
01 The James Bond Theme
02 Nobody I Know
03 In The Mood
04 Memphis
05 Wishin' & Hopin'
06 C'mon And Swim

Side B
01 Walk, Don't Run, '64
2 The Girl From Ipanema
03 Hard Day's Night
04 Bernie's Tune
05 007 Theme
06 House Of The Rising Sun

1964 / GNP Crescendo (GNP 2004)

Default