No Matter What Shape (Your Stomach's In) / The T-Bones

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 このアルバムからプロデューサーがデイブ・ペルからジョー・サラシーノに変わります。デビューの時のホット・ロッド・インストの姿はどこへやら。しかし、ここから世間に知られているT・ボーンズの姿となります。おそらく、アルカセッツラーのCMが売れると判断したジョーが適当なバンドをでっち上げるためにT・ボーンズというあまり売れなかったバンド名の権利を買い取ったのだろうと思います。アレンジャーは今までと変わらずペリー・ボトキン・ジュニア。基本メンバーは前作と同じ、リード・ギターにトミー・テデスコ(”Don’t Thjink Twice”の12弦などはグレン・キャンベルの可能性大)、ベースにキャロル・ケイ。ドラムはハル・ブレイン。しかし、サウンドは様変わりします。女声コーラスやキーボードを配置しキラキラした明るいサウンドです。アルバムにはテレビCM出流れた曲が多く集められています。そしてこの中からジョー・サラシーノの予想したとおり、全米3位に輝いた”No Matter What Shape (Your Stomach's In)”(邦題:ビートでOK)が生まれます。これは先ほど書いたアルカセッツラー社の胃薬のCMソングです。ジャケットに様々な「おなか」の写真が使われていますが、”Stomach” は「胃」そして「おなか」と言う意味ですね。
 B面からはもう一曲のヒット曲が生まれます。”Sippin' 'N Chippin”(邦題:真赤な太陽)。全米では62位止まりでしたが、日本ではこちらの方がヒットしました(美空ひばりに同じタイトルの曲がありますが、別の曲)。「よし、じゃあ、このヒットでもう一儲けしよう!」と言うことで次のアルバムが生まれます。
 ごちゃごちゃと書きましたが、このアルバムはインストアルバムとしてはとても洗練されたものなので、見つけたら入手されることをおすすめします。私はモノラル、ステレオ、CDと持ってます(バカか>オレ)。

Side A
01 No Matter What Shape (Your Stomach's In)
02 Chiquita Banana
03 Fever
04 What's In The Bag, Goose
05 Moment Of Softness
06 Let's Hang On

Side B
01 Sippin' 'N Chippin'
02 Don't Think Twice, It's Alright
03 Hole In The Wall
04 My Headache's Gone
05 Pizza Parlor
06 Lies

1966 / Liberty Records ( LST-7439 )

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