Ferrari GTO 1984

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Ferrari GTO 1984

フェラーリの最初のスペシャルモデル。
通称『288 GTO』

Ferrari GTO 1984
【エンジン】2885cc V8
【出力】294 kW / 400 PS / 394 hp
【最高速度】305 km/h
【加速】0-100 km/h 4.6s
【サイズ】4290 x 1910 x 1120 mm
【燃費】12.6 l/100km
【価格】不明
【生産台数】272台

付属の解説

レーシングカーのポテンシャルを有するスポーツカーとして開発され、1984年ジュネーブ・ショーで発表されたGTO。
1962年に現れた伝説的なモデル・250 GTOの後継車として288 GTOと非公式に呼ぶ人々」も多い。

GTOとは"グラン・ツーリスモ・オモロガートの頭文字で、オモロガート(ホモロゲート)は、公認、認証、承認のことを指している。
レースに出ることも可能な車両という意味合いだ。そのため、当時のグループB競技車両規定で定められた200台の限定生産が予定されたが、予想以上の反響により、それを上回る272台が1984~86年に生産された。シャシーナンバーは52465から58345の間である。

GTOは当時の308GTBにも共通するスタイルのボディに、400HPを発生するF114Bユニットを縦置きに搭載。
IHI製のターボチャージャーを2基装備し、自社開発の5段ギアボックスが組み合わされている。
往年の250 GTOは、競技車のシャシーにハイパワーなエンジンとエレガントなボディを組み合わせ販売するという方程式の理想形となり、レーシングフィールドにおいても常勝を誇った。

それに対し、生まれ変わった GTOはグループBカテゴリーのサーキットレースが開催されなかったこともあり、活躍の場がない悲運のコンペティションモデルとなってしまったが、進化モデルとして開発されたGTOエボルツィオーネがF40のプロトタイプ的な役割を担うことになり、その名はフェラーリの ヒストリーとファンの胸に深く刻まれている。
GTOは、現在まで続くプレミアム・フェラーリ全モデルの始祖と なった偉大なるマイルストーンだ。

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