タルボサウルス(Tarbosaurus)  ティラノサウルス科の大番頭 ”恐れさせるトカゲ”

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タルボサウルス・バタール

白亜紀後期約7,000万年前のアジア大陸に生息していた。モンゴルから多く化石が発見されている。全長は親方に次ぐサイズが想定されているが、頭骨の頑丈さは親方(T-rex)やダスプレトサウルスには及ばない。
多くの属種が名付けられていたが、今基準となるのはバタールである。もともとティラノサウルスの個体変異種として認識されたこともあったが、今はこの種が独立している。
タルボサウルスの最大の個体の頭骨は1.3メートルを超え、ティラノサウルスを除くどのティラノサウルス科よりも大型である。
頭骨はティラノサウルスのものと同様に上下に幅がある。しかし、際立ってことなるのは、頭部の後側が幅広でなかった。これは、タルボサウルスの目が直接前方を向いていなかったことを意味し、ティラノサウルスの立体視はタルボサウルスでは成立していなかったことになる。頭骨には大きな孔が開いており、軽量化に役立っおり、ティラノサウルスやダスプレトサウルスのような重々しさはない。大型ながら、より軽量であり、俊敏とまではいかなくてもそこそこの小回りが利いたと思われる。

原画TIF ライセンス販売 Adbestok Pixiv

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