20 ディノニクス (Deinonychus) 上(英語版)下(日本語版)

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ディノニクス
 獣脚類/コエルロサウルス類/ドロマエオサウルス科/体長4m
 名前の意味:恐ろしい鉤爪
 年代:1億2.100万~9,900万年前/産出地:アメリカ
カード解説では北アメリカ産の小型獣脚類となっているが、ドロマエオサウルス科の中では大型のユタラプトルやダコタラプトルらが認められているので
その中では中型といえる。
北アメリカでは同じような状態で数頭分の骨格が発見されていることから集団で狩りをしていたとみられているが、それだけの知能を持っていたという確証はなく、単に死体の匂いにつられて集まったという可能性もある。デイのニクスの最大の特徴は、後足の第2指に生えた鎌のような大きな鉤爪。歩いたりするときはすり減らさないように鉤爪を持ち上げていたと考えられる。大腿骨(太腿の骨)の大きな突起には強力な筋肉がついていて、相当なキック力を持っていたようだ。後ろ足の鉤爪を武器にして戦ったとすれば、ディノニクスは抜群のバランス感覚の持ち主だったといえる。尾の骨に添って鞘(さや)状の骨でできた棹(さお)があり、堅く曲がらなくなっている尻尾を使って、バランスをとったり、急激に方向転換をすることもできた。
現生鳥類と共通する特徴も多く、1964年にディノニクスを記載(学会発表)したオストルムは、恐竜は活発な温血動物で、鳥類の祖先であるという仮説を発表し、恐竜研究に新たな道を開いた。
以上日本語解説参照

この当時は体毛のない姿を描いており、羽毛を施したものは1Fの最近の画像を参照

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