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カンプトサウルス 鳥盤類/鳥脚類/イグアノドン類

 1億5,000万~1億4,400万年前 産出地:アメリカ、イギリス 名前の意味:柔軟なトカゲ

北アメリカ、ヨーロッパ産の大型鳥脚類。進化した鳥盤類グループである鳥脚類は、小型草食恐竜として、登場以来ジュラ紀の恐竜界でも影の薄い存在であった。
 しかし、ジュラ紀末になると、大型化の先陣を切ってこの恐竜が登場した。脊椎から仙椎(せんつい=腰の背骨)にかけての棘(きょく)突起に網目状に張り巡らされた骨化した腱は、大型鳥脚類によく見られ、背中を固定し、尾をまっすぐに伸ばした姿勢での歩行を可能にした。先代の鳥脚類に比べ、顎が長く、歯は二列になって生えていた。更に、欠けたり抜け落ちたりした歯にとって代わる予備の歯まで持ち合わせていた。
おかげでヘビー級の大型草食恐竜であるカンプトサウルスは長い口先で一度に大量の植物を頬張り、無数の歯でそれらを咀嚼することができたようだ。こうした特徴は白亜紀後半に登場するイグアノドン類がそれを引き継ぐ。カンプトサウルスはそのもっとも原始的なメンバーとなった。
地味だから、他の恐竜カードには絶対に登場しない類のレアものである。

以上 発売元の許諾ののもと、カード解説を参照

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