四川省の竜 ヤンチュアノサウルス 例によって中国の再現骨格

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ヤンチュアノサウルス(Yangchuanosaurus)
 中国四川省の永川(ヤンチュアン)の中生代ジュラ紀中期の地層から発見された骨格に基づく。頭骨のフォルムはメトリアカントサウルスに似る。
アロサウルス上科メトリアカントサウルス科という系統が今のところ多数説を占めている。体長は7.5~9mとやや大型の部類に属する肉食恐竜。
特徴は鼻梁と背中にあったとされる帆のような隆起であり、これは温度調節機能を持ったといわれる。
ただこの恐竜に関しては上体の良い骨格が数体発掘されており、そのような推測がかなり正確に推定されるのかもしれないが、温度調節というには少し帆の高さが足りないんじゃないかと、素人目には見えるんだけど。
最初の頃に見た文献ではシンラプトル科に属すると書かれていたが、シンラプトル自体がメトリアカントサウルス科に入っている現在では両方ともメトリアカントサウルスサイドからのお仲間というところか。
 ただ、何度も書くが、中国の骨格標本は、どうしてあんなに不自然で素直に形成学的な肉付けがしにくいのだろうか。

原画:3800×2000pix tifファイル 31Mb
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