レイノルド・アーンとアルベルト・ルーセルの室内楽他枚組CD 2CD & LIVRE-BOOK

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二枚組だけど、僕が好きなのはレイノルド・アーン。アーンは1874年ベネズエラ、カラカスに生まれ、外交官であった父とスペインバスク地方の生まれの母とともに3歳でフランスに移住し、1885年パ類音楽院に入学した。当時マスネやサン=サーンスにその天分を認められ、師事した。特にこの天才少年はマスネによって世に出されたと行っていいが、1887年今日フォーレの歌曲とともにフランスで最も愛される「私の詩に翼があったなら」という曲を作曲。最も僕はあまり歌曲が好きではないので聴かないんですが、彼の歌曲「クロリスに」という短い曲をチェロとピアノで演奏したものがすごく好きです。1947年に脳腫瘍でなくなるまでピアノ曲と室内楽で楽しめる作品を残しています。
とくにこのCDで聴くべきは彼のピアノ五重奏曲ですね。清廉なロマンティシズムとむせかえるような詩情にあふれた楽曲です。嬰ハ短調の子の楽曲の第二楽章アンダンテはフォーレの2曲と比しても遜色はない音楽です。
収録されている彼の音楽は上述の
ピアノ五重奏曲嬰ヘ短調 
  1.Molto agitato e con fuoco 2.Andante(non troppo lento=遅すぎずに)3.Allegretto grazioso の3楽章
弦楽四重奏曲 イ短調 全4楽章
弦楽四重奏曲 ヘ長調 全4楽章

調性のある音楽ですので聴きやすいかと。フォーレの音楽と同一線上で全角度から光が当たるような浮遊感のあるいわゆる絵画の印象派的な音楽です。のちのモーリスラヴェルやドビュッしのような削ぎ落した音の切り口はないですが、、いい曲です。
第2楽章だけでも。このビデオの13分16秒あたりから。

https://youtu.be/XVTFQTmRXgo

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