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- the complete GULDA MOZART tapes
the complete GULDA MOZART tapes
フルードリヒ グルダが演奏したモーツァルトのピアノソナタ全曲とハ短調の幻想曲を5枚のCDまとめて収録している。また、ボーナスCDとしてグルックのオペラ”予期せぬ出会い”による変奏曲、K545のソナタからのアンダンテ、幻想曲bニ短調K.397、グルダの編曲によるフィガロの結婚』からスザンヌのレチタチーヴォ(叙唱=会話するよ言うに歌う歌唱)、k332のソナタからのアダージオの5曲を収めた一枚がついている。
だから計6枚のCD。
全てがドイツグラモフォンのメタルテープ音源の直接のCD化とのこと。
グルダはいわゆるモーツァルト弾きと言われるピアニストではない。インスピレーションが合えば平気でその場で装飾音を入れたりする。ただ、それはモーツァルトの曲想からわずかでも乖離しているようには感じられない。一つひとつの楽曲について個人的感想を書き綴った備忘録を読み返していると、今聴いて感じた感覚と変わっていないことに気づく。音楽に接するマインドのレベルがグルダとモーツァルトの間に極めて近いものを感じる。僕はどっかでも書いたが、グルダが弾く自作のソナタをモーツアルトが音を追いかけるように目を閉じて聴く。グルダ「こんな感じじゃない?」モーツァルト「だね。あ、その音、いいね」とかやってるような奇妙な妄想が頭をよぎる。モーツァルトの身の丈に合ったモーツアルト。上手く言えないが、グルダのモーツァルトにはそんな感じが耳にのこる。
幻想曲ハ短調K475を
https://youtu.be/pfL5zo5DTH0?si=IgWEcUJjcv2IetIi
woodstein
2023/12/12 - 編集済みモーツァルトのピアノソナタ、ということになると、ベタですがイングリッド・ヘブラーがまとまって録音していることもあり、グルダというのは眼中になかったですね。別の項でも触れられていますが、グルダのベートヴェンのピアノソナタは、例えばバックハウスのそれに比しても結構まともな演奏に聴こえ(とてもジャズ畑の人とは思えない)、今でも座右の全集なのとは対照的な位置づけをしていてしまっていたようです。
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Mineosaurus
2023/12/12グルダのジャズは少ししか聴いたことがありませんが、彼の持つ即興性はそんなところから来るのでしょう。昔はウィーンの3羽ガラスと言われた気鋭のピアニストでしたオグドンはあまりぱっとしなかったマイナーレーベルでの演奏が多かった。デムスはいいピアニストですが、スコダと組んだ4手のピアノが素晴らしくてそっちでよく聴きます。
へブラーはロマンティックですけど私は好きです。グルダのモーツアルトはいいですよ。やんちゃなイメージがありますけど、ソナタはいいです。隣のモーツアルトっていう感じで弾くのがね。時々やり過ぎますけど。
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