Glaberagnostus sp. (altaicus E. Romanenko?)

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シベリア産三葉虫といえば、東部サハ共和国産が多いのですが、西シベリア、アルタイ地方にもカンブリア紀地層が存在します。これはシベリアがカンブリア紀の頃は赤道直下に位置しており、三葉虫が暮らすのに適した環境であった事が推察出来ます。資料を見る限り、この標本より更に古い初期カンブリア紀三葉虫が、アルタイ‐サヤン山脈で見つかるのですが、あいにく種名でしか(しかもかなり多くの種)標記がなく、画像では見た事がありません。モンゴル産と並んでいつの日か、一般コレクターが完全体標本を目にすることが出来ると良いですね。

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