- showa_express Museum
- 2F 戦前の広告マッチ 第2展示室
- Qが三つでサンキューなの
Qが三つでサンキューなの
※ボケて下手なスキャンに見えますが、印刷状態のままです※
ぱっと見たところ輪っかが3個あるので「みつわ」とでも読むのかと思ったら、丸の下に斜め線が付いてるからアルファベットのQでした。
しかも、これが3つでサンキュー!
んまあ、ありがちっちゃあ、ありがちだけど、すぐに気付けず悔しかったです、はい。
場所は「レンサガイ」とありますので大連の連鎖街ですね。
連鎖街の浴場前とあるのでさっそく連鎖街の商店地図で調べましたが、風呂屋の前にそんなカフェーはなかったです。
まずは昭和4年の「大連連鎖商店街一覧図」。
風呂屋はB街区にあって、入り口両脇には薬屋と理髪店。道を挟んだ向かいのC街区側は陶器店、食料品店と果物店で、カフェー的なものはAからGまでの街区で1軒しかない。
続いて昭和13年から15年の間に発行されたと言われる「たうんまっぷ大連」。
風呂屋は相変わらずB街区のほぼ中央に位置してますが、周りの店はガラッと様相が変わってます。
入り口両脇の店のうち理髪店は変わってませんが、薬屋は食堂に、向かい側には・・・カフェーあった!
しかし、このカフェーは「カフェー333」と「カフェー777」って店名でサンキューなんてのは見当たりません。
この後店の名前が変わったのか、あるいは変わって333だの777になったのか。
いずれにせよ、謎のままでした。
唯一わかったのは、QQQにせよ333にせよ777にせよ、とりあえず3つ並べるのが流行ってたっぽいってことのみでした~
資料さえあればいろいろ調べられて楽しいです。
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