日本にやってきたコンドル(郵便 小型記念スタンプ)

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昭和13年の11月30日、ドイツからフォッケウルフFw200旅客機が来日し立川飛行場に到着。
それを記念して押印された小型記念印。
スタンプの要目には

「独逸コンドル機訪日親善飛行に因み、飛行中の同機と飛行コースを描く」

とあり、スタンプの使用日は到着の11月30日から出発日までと設定されていました。

同機は11月28日にベルリンのシュターケン飛行場を15時53分に離陸。
途中、バスラ(イラク)、カラチ、ハノイを経由し立川には30日の午後10時40分に到着し、途中での給油や整備時間を除いた実飛行時間は42時間00分だったそうです。
海外のサイトには立川到着時の写真が載っているほか、文化遺産オンラインには郵政博物館所蔵の歓迎会の写真も数点掲載されています。

親善飛行とありますが、実際には長距離旅客機のデモンストレーションと売り込みが目的だったようで、日本航空輸送と5機の購入契約が結ばれたほか、海軍も哨戒用に興味を示していたとか。

Fw200は愛称がコンドル。
日本に飛来したのは登録がD-ACONのルフトハンザ所属機で機体につけられたニックネームは「ブランデンブルク」。ルフトハンザ機ですが垂直尾翼にはハーケンクロイツが描かれています。
Fw200の試作機として造られた∨1型で、長距離用に改造され飛来時はS1型という形式になっていたようです。

同機は12月6日、帰途に就きましたが、経由地のマニラで燃料管の不具合からエンジン出力が低下し海上に不時着水してしまいドイツに帰ることはありませんでした。
なお、クルーは全員救助されたとのことです。
こちらも海外サイトに着水後とクレーンで引き上げられる写真が出ています。

※スタンプの本来の使用局は東京中央となっていますが、これは立川。しかも到着が深夜10時過ぎなのに同じ日の押印日付となっています。そこらへんの理由はさすがに分かりません。

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