八寸膳 天保期?

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天保~弘化頃の作と思われる八寸膳です。八寸膳または初寸膳(はっすんぜん)は禅宗寺院で仏前にお供物を供えるときに使用する供物台の一つで、横幅24cm(8寸)ほどの四角形の盆に2枚の板状の脚が付いた外観をしています。
松葉と菜種を撒き、赤、青、茶などの色漆を使っています。明治のものと比べると「模様」という感じがなく、「色の雰囲気」のみを伝えている印象です。素晴らしい色彩センスだと思います。私は何となくボナールの絵を連想してしまいました。

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