僕ハギえもんPart2 萩蒔絵煮物椀

初版 2022/11/27 01:10

改訂 2022/12/25 08:55

萩の蒔絵のお椀ですが、煮物椀と思われます。江戸後期の製作と考えます。

元は十客以上の揃えだと思うのですが、残念ながら手元には八客しかありません。

とても丁寧な蒔絵が施されています。朱塗の身も綺麗です。

手描きなので微妙に各椀で絵柄が違います。

ピカピカには光りませんが、とても良い朱漆を使っているのが分かります。

高台も薄く大変丁寧に作られています。ここが粗い作りのものは、塗りもダメなものが多いです。

合わせ箱なのでしょうか。中身に比してとても粗末な木箱です。

萩の模様はとても丁寧に描かれており、金の質も良さそうです。

大柄でふっくらとした美しい器胎です。この柄で中が朱塗りというのが、また良いなと思います。

「ふろふき大根」などを載せると最高だと思います。

1990年3月に行ったロンドンで、初めてエドワードグリーンのドーバーを購入しました。以来、ここの靴の虜になりました。質の良いしっとりとしたカーフ、美しい木型、無い物ねだりと分かりながら、この時代のエドワードグリーンの靴を今も追い求めてしまいます。
他に古い靴も修理して履いています。特に戦前の英国靴は素晴らしいと実感しています。

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