黒蒔絵(蓮の葉)輪島塗吸物椀~明治31年(1898年)作

初版 2023/05/14 10:39

改訂 2023/06/11 12:39

明治31年製作の輪島塗吸物椀です。黒塗の蓮の葉と思われる蒔絵が施されています。

十客揃いです。

ほぼ湯焼けなしの美しい黒漆です。

平たい胴に湾曲のある個性的なシルエットです。

つくしの蒔絵は珍しいのではないでしょうか。

明治31年の箱書が見えます。

もともとは弐十人前。印判から輪島塗であることは分かりますが、塗師の名前は「忠◯門」さんと読めるだけで、詳細は不明です。

1990年3月に行ったロンドンで、初めてエドワードグリーンのドーバーを購入しました。以来、ここの靴の虜になりました。質の良いしっとりとしたカーフ、美しい木型、無い物ねだりと分かりながら、この時代のエドワードグリーンの靴を今も追い求めてしまいます。
他に古い靴も修理して履いています。特に戦前の英国靴は素晴らしいと実感しています。

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    Jason1208

    2023/05/14 - 編集済み

    北陸は何処にいっても、工芸品が豪華で見ごたえがありますね。
    画像は山代温泉雄山閣のロビー。

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      グリーン参る

      2023/05/15

      jason1208さん
      コメントありがとうございます。
      北陸の工芸が素晴らしいのは、やはり加賀百万石の影響があるのではと思われます。百工比照で分かる通り、工芸を藩がしっかり守ってきたため、加賀友禅、輪島塗、金沢金箔、九谷焼などが今も残っているのでしょうね。
      雄山閣のロビー、素晴らしいですね。

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    利右衛門

    2023/05/15 - 編集済み

    なんて素敵なお椀!
    漆黒に煌びやかな施しものが映えますね。絵柄が浮き上がって見えます✨

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      グリーン参る

      2023/05/15

      利右衛門さん、
      お褒め頂き大変うれしいです。青い葉はザラザラとした
      質感があり、やや盛り上がっています。切金も使われて
      かなり多彩な技術が用いられているようです。
      共箱は地味ですが、お椀は華麗ですね。

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