これじゃ署名も出来んわ~署名の間『アテネの学堂』

初版 2023/12/01 10:18

改訂 2024/02/17 16:55

バチカン美術館に入館後、長ーい人ごみに揉まれてようやく辿り着いた「署名の間」。ウフツィ美術館もかなりの距離を歩きましたが、バチカンは「自分の意思と無関係に混沌の中を流されている」ような感じです。

ご存知ラファエロのフレスコ画『アテネの学堂』です。

絵の中はもちろん、館内にあまりに人が多いので酸欠状態になりました(笑)。

いや~、それにしてもホント不貞腐れているわ、ミケランジェロ。

中央左はレオナルドをモデルにしたプラトン。

こちらレオナルドの自画像。確かに絵のプラトンによく似ています。

壁画の真下に立ち、ミケランジェロの足元から写真を撮ってみました。素晴らしい下腿筋の発達ですが、「グリーン参る」としてはこのブーツも気になります。羊革製?

壁画内でこちらを見つめる作者ラファエロ。30代前半ですから若いです。「コパカパーナ」歌ってそう。

天井の装飾も凝りに凝っています。

対面のフレスコ画。

この広間を作らせた法王(ユリウス二世)の財力も凄いですね。豪奢に過ぎる気がしますが、信者に崇拝されるためにはこうしたお金の使い方も必要なのでしょう。

ラファエロが描いた『教皇ユリウス二世の肖像』。ロンドン・ナショナルギャラリーで見た大変印象深い肖像画です。憂鬱な表情に有能な指揮官としての彼の苦悩が現れているようです。

カフェもなく館内を長時間歩き、署名の間到着時には脱水気味でフラフラ😵🌀。まさに体力勝負の美術館です。

1990年3月に行ったロンドンで、初めてエドワードグリーンのドーバーを購入しました。以来、ここの靴の虜になりました。質の良いしっとりとしたカーフ、美しい木型、無い物ねだりと分かりながら、この時代のエドワードグリーンの靴を今も追い求めてしまいます。
他に古い靴も修理して履いています。特に戦前の英国靴は素晴らしいと実感しています。

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