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Schecter レスポール USAカスタム
こちら、Schecterのレスポールモデルです
んー…
多分1番長く連れ添った奴なんじゃないすかね
他のルームでも散々書いてますが、僕がレスポール一筋を貫いてた時の例の一本です笑
当時専門学生の時は兄者に借りてたb.cリッチの変な形の奴とグレッグベネットとか言う訳わかんないレスポールもどきみたいなギターしかなくてですね
自己所有のギターは一本もなかったんです
貧乏学生は10万位のギターなんておいそれと買えないもんなんですよ…( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) 僕ボーカル専攻でしたし
そんな専門の2年目にアメリカに留学出来る制度がありまして、うっかりアメリカに飛んだんです
その時に話を聞いてたんですよ
アメリカはギターが恐ろしい程安く買える と
そんな夢の様な話がホントにあるのか?
アメリカのハリウッドにいたんですが
ギターセンターと言うアメリカ最大のギター屋に行ってみたんですけど
いや、凄かった
ギターの壁が圧巻でしたね
ギターで壁って作れんだなってシンプルに感動しました
さて例の安いかどうかですが
結論から言うと メチャ安かったすね
Gibsonとか確かスタンダードでも9万位でしたし
Fenderとか5万しなかったんじゃないかな
正直そんなに正確な値段はおぼえてません
何故なら 興味が無かったから( ⌒⃘ཽ⃜ ◞ළ̆◟ ⌒⃘ཽ⃜ )⭐︎
僕はむしろどれだけ歪むかの勝負の若さ迸る時代なのでメタルっぽいの探してたんです笑
そこで面白いの見つけまして
シェクターのレスポールタイプだったんです
しかも黒でEMG
コレは…歪みそう笑
ほんで通訳で同行してた引率のスタッフが実は元々シェクタージャパンの人で聞いてみたんですよ
「コレって初めて見るんですけど良い奴なんですか?」
「へぇ!コレまだ日本に入って来てない最新の奴じゃん!」
「へー、そうなんですが 珍しいんですね」
「コレいくらなの?」
「389ドルって書いてありますね」
「安いッッッッッッッッ!!!!!!」
ビリビリビリビリビリビリ
と店内にこだまする程の爆音でリアクション取った石井さんの勇姿は今でも忘れない
店内に響く程の安さか
それはお買い得そうだな
て訳で、ロクにしそうもしないで買いましたね笑
スタッフの方曰く、ダイヤモンドシリーズって言う今では量産物のミドルクラスの機種として売られてるシリーズなんですが当時のこいつはUSAカスタムと言う扱いで相当良い感じの材を使った少し特別なセレモニーモデルだったみたいですね
だからコイツ日本に持って来た時にリペアで日本のパーツの規格全く合わなくてだいぶ苦労しました
日本円だと4万前後ってとこですかね
今のインドだかで作られてる同じタイプの機種ですら14万位で売られてるのを考えると推定20万前後位の機種かと思われます
実は1番長い事連れ添ってる割に
何も知らないんですよコイツの事笑
正式には何て言う機種なのか?とか、材が何で出来てるのか?とか
分かるのはEMG積んでるローズ指板のレスポールって事だけ笑
まぁ十代なんてそんなもんじゃないですか( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
でも今じっくり見ると
こいつ、トップのフレイムが中々凄いんですよ
勿論これ突板とかじゃないですからね
日本のダイヤモンドシリーズでこんな虎目の入った同じ機種見た事ないですよ マジで今更気付いたですけど
何やかんや作曲家の仕事始めて4年くらいコイツ一本で凌げてた所見ると結構優秀な個体だった気もします
裏側には当時の若さが現れてますが
春日亭のステッカーとAppleとNIのmachineのステッカーが貼られてますね
正に作曲のプラグインを大量に買い込んで春日亭の油そばで飢えを凌いでた時期ですので僕の歴史を物語ってます
死ぬ迄手元にあるんだろうなぁ
売っても二足三文だろうし( ⌒⃘ཽ⃜ ◞ළ̆◟ ⌒⃘ཽ⃜ )笑
ギタースタンドすら持ってない時代に考えられない程雑に扱って来たのに未だにメンテ出さなくても普通に使えるのが不思議なんすよねぇ