『殺し屋ハリー 華麗なる挑戦』

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1974年アメリカ作品。
ジョン・フランケンハイマー監督。

ギャングの抗争が激しく繰り広げられるマンハッタンで、それぞれの勢力に雇われた殺し屋同士が殺し合う。
牧歌的なBGMを背景に繰り広げられる、序盤のカーチェイスと殺し合いは何とも言えない味があります。
DVDには1980年日曜洋画劇場の吹替え版を収録。

主人公の殺し屋ハリーを演じるのはリチャード・ハリス。
吹き替えるのはあの劇団四季の創設者でもある日下武史さん。
ハリスの目と日下さんの声は、殺し屋には少し優し過ぎる感じもしますが、作品が徐々に緊迫感を増すにつれ板についてくるから流石です。
どこか安穏とした独特のナレーションは藤村俊二さんが担当。

大塚周夫さんはチャック・コナーズ演じる片手が機械化された狂気の殺し屋『鉄の爪』。
コナーズを本作以外にも何本も演じている大塚さんですので、見事なハマりっぷりです。

劇中、殺し屋『鉄の爪』がブローニングM2重機関銃をハリー達にぶっ放すシーンがありますが、あんなものが当たったらその場に倒れるくらいでは済まないでしょう・・・。

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