2019/6/20 Local Museum 尾小屋鉱山資料館

初版 2019/07/06 18:02

改訂 2022/09/07 12:44

公開日:2019/07/06

◼️石川県小松市尾小屋町カ1-1

 電話:0761-67-1122

尾小屋鉱山は主に銅を目的に採掘されました。歴史は古く、1682年の記録が残っています。明治10年代から本格的な経営が始まり、昭和30年ごろ生産量のピークを迎えました。その後、安価な海外鉱の輸入により昭和37年に本山が、昭和46年に支山が閉山し歴史を終えています。

館の見どころは坑道を利用したリアルな等身大ジオラマです。涼しさと、暗さと、来館者の少なさでビビります。だんだん寒くなりお腹が冷えます。

鉱物好きは紫水晶の産地として有名ですが、職員さんにお聞きしたところ、本山のズリは閉山後の緑化事業でよく判らなくなっており、支山(金平抗)では、採集マナーが酷くて穴だらけにされて、採集禁止の条例までできたそうです。

この条例は小松市の石文化が日本遺産に認定された期に”「珠玉と歩む物語」保護条例”と呼ばれ、小松市内の地質及び鉱物の保全を記しています。実質、金や銅の鉱石・メノウ・オパール・水晶・碧玉の宝石群・良質の凝灰岩石材・九谷焼の陶石等の石の資源の採取はできません。鉱物愛好家が自分の首を絞めた結果です。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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