2022/2/10 志段味の石英
初版 2022/02/10 15:11
改訂 2022/09/07 12:44
公開日:2022/02/10
古墳時代の名古屋市志段味は庄内川を利用した水運物流の拠点でした。この地の王は石英の葺石で飾られた白く輝く"白鳥塚古墳"を築きます。
この石英、いったい何処で採掘されたモノでしょうか?
東濃・瀬戸地方の花崗岩地帯の石英は、含まれる放射性鉱物の影響で若干灰色なのが特徴です。しだみ古墳群ミュージアムで観る葺石の石英礫は、かち割りの状態で純白、透明感があります。庄内川の川石ではありません。職員さんにお聞きします。「多治見との境界付近ではないか?と言われていますが検証されてはいません」ですと。
また調べてみたいモノが増えてしまいました。
paperminehunter
2022/02/11 - 編集済み当時の人は 葺石や頂上が純白で 割石だと切断面が反射するので 神々しいと思ったのかもしれませんね
当時の技術からすると 崩落場所で石英が多い場所から 掘り出したのかなという気がします
ネットで検索しても 写真では 硅石なのか硅石なのか石英なのか 石は はっきりわからない
今でも 古墳で拾えるのかな?
現物見ると もう少し探索したくなります
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prin
2022/02/11paperminehunterさんコメントありがとうございます。
国指定の史跡なので持ち帰ることはできませんが、墳丘の斜面にいくらでも落ちています。頂上には教育委員会が拾い集めて円形に復元した敷石があります。しだみ古墳群ミュージアムには触れるコーナーがあったりします。
地質学的見地から考古学上の?を解明する事、和田峠の黒曜石であったり、糸魚川のヒスイ輝石であったり、野尻湖のナウマンゾウであったり、興味深々です。
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