2021/12/7 Local Museum 佐川町立佐川地質館

初版 2021/12/09 16:53

改訂 2022/09/07 12:44

公開日:2021/12/09

◼️高知県高岡郡佐川町甲360番地

電話:0889-22-5500

佐川町といえば鳥巣式石灰岩、佐川町鳥巣は鳥巣層群の模式地です。

ペルム紀・ジュラ紀・白亜紀の山地部と、盆地底部の完新世と佐川盆地の複雑な地質構造は、ドイツ人地質学者ナウマン博士が地質調査を行ったことから日本地質学発祥の地?知名度では秩父の長瀞に負けてますが…と呼ばれています。

"化石の宝庫佐川町"佐川地質館では高知県内の地形地質・化石の展示から生命の歴史を学ぶことができます。規模や質はさておき、屋外には岩石園や模擬鍾乳洞(鳥ノ巣石灰岩山地質トンネル)もあります。ミュージアムショップにはオリジナルテレホンカードを販売するほど"地質"のいっぱい詰まった玩具箱のような博物館は昭和を感じます。

佐川ナウマンカルストのおちゃめな眼差しの象モニュメントはナウマンゾウ?マンモスゾウ?職員さんにお聞きします「あの場所で象の化石が見つかった訳ではありません、ナウマン博士にあやかったナウマン像です」

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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