2021/7/3 Local Museum 多久市郷土資料館

初版 2021/07/06 05:40

改訂 2022/09/07 12:44

公開日:2021/07/06

◼️佐賀県多久市多久町1975

電話: 0952-75-3002 

資料館入口の球状閃緑岩を観に来ました。

多久出身の石炭王、高取伊好が私財を投じて造り上げた西渓公園の中にある施設です。多久の化石や古代〜近代の歴史と文化を知ることができます。

多久市は炭鉱の街でした。JR唐津線多久駅近くの線路沿いに巨大なコンクリートの塊があります。古賀山炭鉱・多久炭鉱・明治佐賀炭鉱の石炭が集まる多久駅の貨車へ積み込むホッパーの跡です。江戸時代より石炭の採掘が行われ、唐津炭田を代表する三菱古賀山炭鉱は最盛期には従業員1000名・年間最大出炭量53万tを記録しました。街には竪坑櫓や鉱山住宅・共同浴場・ボタ山などの遺構が残ります。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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