2021/5/23 Local Museum おがの化石館

初版 2021/05/26 06:29

改訂 2022/09/07 12:44

公開日:2021/05/26

◼️埼玉県秩父郡小鹿野町下小鹿野453

電話:0494-75-4179

古秩父湾堆積層は誕生から消滅までの約200万年間の環境変化が追えることから、明治の時代から地学教育の野外学習適地として巡検等に利用されています。

巨大な露頭"ようばけ"=陽崖、日のあたる崖を意味しています。国の天然記念物に指定されるとともに、日本の地質百選に選ばれています。宮沢賢治はようばけ見学の帰り道「さはやかに半月かかる薄明けの秩父の峡のかへり道かな」と詠んでいます。

ようばけの奈倉層からは、パレオパラドキシア・チチブクジラ・チチブサワラ・サメ・ウミガメ等の脊椎動物や貝・カニ・ウニなどの化石が発見されています。

"ようばけ"の近く、おがの化石館は古秩父湾堆積層から産出した化石を中心に展示解説する博物館です。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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