- NozomiShirakawa Museum
- 1F 『フレッド・アステア』・私的DVDコレクション(Musical Movies of Fred Astaire ; personal remastered)
- The Barkleys of Broadway
The Barkleys of Broadway
「アステア=ロジャース」ゴールデンコンビ 10年振りの復活! であり、前回は実在した夫婦(カッスル夫妻)だったのが、今回は架空の、しかも自分たちをパロディーにしたような夫婦ダンスコンビを演じることになったという、ファン、マニアにとっては結果として夢のような作品。
これだけのお膳立てなのに、元はジュディ・ガーランドで撮ろうとしていたというのだから、そっちの方が不自然で不思議。例によってその辺の事情は知らない(もしくはジンジャーになってから脚本をある程度書き変えたのだろうか)。
ダンスナンバーはどれも抜群の安定感。時間が経ってから見ている人間にとっては安心よりも微笑ましくもなる喜びだ。
初めて見た際の驚きで覚えているのは三つ。
※タイトルが長い!
※ジンジャー・ロジャースがカラーだ!
※アステアとジンジャーのキスシーンだ!
タップデュオ「Bouncin' The Blues」の振り付けとダンスが素晴らしいのは言わずもがな。
はじめの頃は、ナンバー途中で数回聞かれるアステアの後付けの笑い声に強い違和感があったが、何度も繰り返し見た今は慣れた。
そしてアステアの衣裳……リハーサル用の稽古着という設定なのだろうがカッコよすぎる。よくマネをする。
追:
個性的なピアニストのオスカー・レヴァントの病的な感じが好き。
アステア、ジンジャーと3人で歌いながら歩くナンバー「A Weekend in the Country」は1949年のミュージカル映画としても懐古趣味な一曲ということなのだと想像する。隠れた名曲だと思う。