禁断の1/72フィギュアの世界(その5)塗装+工作編③の巻

初版 2020/06/20 17:00

改訂 2023/08/05 11:29

さて、最近はまた仕事も忙しくなって平日の夜も工作が進みませんので、週末になって久々にホビーのお時間です。


その間、道具を少し買いました。

まずは面相筆。

aceさんの日記にて紹介されていた「神ふで」というのに刺激され、同じのを買おうと思ったのですが、1本がセンエンくらいの高級品。うーん、、、


ところが、amazonでまず出てきたのが「120本でセンエン」のもの、、、もう使い捨てレベルですね。そして、各サイズ10本くらいセットで900円、というのがあったので、、、悩んだ挙句にそれを買ってみました。

それと一緒に、ちょうど在庫が切れていたので使い捨てパレットも。こういうのがあると結構便利です。

・・・ということで、本日、土曜日の朝からチマチマと地獄作業の開始ですw

まずは軍服の影、シェイドの部分を入れていきます。

1/72サイズなので、結局は「適当」になっちゃいます(笑) ぽく見えればいいのです。

ちなみに冒頭の筆ですが、軸が太くてなかなか持ちやすいです。

しかし、各サイズを使い分けるかと思いきや、出したり入れたり面倒くさいので、本日は「下から3番目に細いやつ」の1本で全部やりきります。。。


さて今回参考にするのはこちら。

ベルト、弾帯、馬具、ホルスター、ゲートル、靴、士官はブーツ、、、塗料も、レザー・ブラウンだとかキャバルリー・ブラウンだとか、チョコレート・ブラウンだとかタダのブラウンだとか…、感覚で混ぜながらコントラストを付けながら塗るもんですから、もう何が何やら分かりませんが(笑)、それっぽく塗っていきます。

先日の「白馬に革ベルトを塗装」の地獄工程に比べると、本日の装具の塗装は楽でしたw みな同系色なのでそんなに気を遣わずとも。。。


そしてワンポイントになるのはコレ、水筒です。

資料本を見ると、WW1当時の英兵はスエード調(のように見える)の青い水筒をぶら下げています。

青にタンを混ぜ、色調を落として塗ります。

ワンポイントになりますね。

このあと、ブラウンで水筒の革ベルトを細か~く描きこんでいきます。

サーベルを持つ士官と兵、刃の部分だけはタミヤエナメルです。


次の細工は、連隊騎手の旗竿です。

こういうのって先端に何か付いていますよね。なので、ただの金属棒だと感じが出ませんから、瞬間接着剤と硬化剤を使って「玉」を付けます。少しずつ接着剤を盛り上げて丸く仕上げていきます。

そして、最後の難関の「連隊旗」。。。

前回もいろいろ書きましたが、結局、スコッツ・グレイ博物館が刊行している連隊小史の冊子からスキャンして取ることにしました。

ページをスキャンして、旗竿に付けられるように裏表を継ぐなど画像を加工、いろいろなサイズで印刷してみます。


実は、、、この旗は「現代」のもので、WW1当時のモノではありません。

この旗には連隊の戦歴が刺繍されているんですが、現代の旗なので『GULF 1991』(湾岸戦争)まで入っちゃってますw 

実はまだ当時のデザインが調べきれず、とりあえずこれを付けておくことに。。。判ったらあとで入れ替えますm(__)


印刷した紙から切り出して、旗竿に仮に当てがってみます。

サイズはバッチリですね。

では、ノリで張り付けて、、、旗の周りをフサフサな感じにハサミでチクチク切れ目をいれ、、、風になびいた感じに曲げていきます。

なかなか良さそうな感じになりました。

それっぽいですネ。


塗装もすべて終わってますので、旗を持たせたところで4騎とも水性つや消しクリアーのスプレーをかけてコーティングします。

・・・ということで、塗装と最後の旗の細工の工程はすべて完成。(乾燥待ち)


こんな感じのミニ・ジオラマ(※シェパード・ペインの「How to Build Dioramas」で育った世代的には、どうしても”ビネット”とか呼べません、、、さらにはダイオラマというのにも大いなる抵抗が・笑)にしたら良さそうだな、と乾燥を待ちながら妄想中です。




完成品はこちらに展示しました。

https://muuseo.com/miniature-models-bottles/items/318

1/72フィギュア “第2竜騎兵スコッツ・グレイ連隊”(2nd Dragoon Scots Greys) | MUUSEO(ミューゼオ)

https://muuseo.com/miniature-models-bottles/items/318

T. S



#スコッツグレイ

#1/72

#ナナニィフィギュア会

#Muuseo模型倶楽部

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T. S

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    T. S

    2020/06/20 - 編集済み

    最初、前回の工程が地獄だったのでそういうタイトルにしたのですが、今回はやってみたら意外と地獄じゃなかったのでタイトルを戻しますm(_ _)m

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    ace

    2020/06/20

    旗の加工、ベリグーですね❗️( ゚д゚)

    タミヤのエナメル塗料の発色、結構好きです✨😁

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      T. S

      2020/06/20

      ありがとうございますm(_ _)m
      暫定版の旗ですので、以後も考証を続けます。

      タミヤのエナメルは不滅ですよね。少し薄めた状態の伸びがよくて塗りやすいです。ムラも出にくくていいですね。

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      T. S

      2020/06/21

      旗について補足ですが、WW1当時、実戦の場にこういう旗を持っていたかどうかも怪しいところです。
      1815年のワーテルロー戦では騎手がこういう立派な旗を持って突撃に加わっていたようですが(絵画などで見ます)、WW1のころはもう少し小さな中隊旗とか、ペナント程度だったかもしれず。。。
      まぁ、ソレっぽさ重視ということで…w

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      ace

      2020/06/21 - 編集済み

      たしかに…( ゚д゚)でも、ドイツ軍のピッケルハウべなんかは実用より見た目重視ですから無くはなかったかもですね🤔なにより騎兵隊に旗手は、ソレっぽい、です✨😁

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      T. S

      2020/06/21

      それっぽさ認定、ありがとうございますw
      ぽさ重視です(笑)

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    T. S

    2020/06/21 - 編集済み

    お次はこの人です。
    Camel Regimentに派遣されたスコッツ・グレイのトルーパー、19世紀後半のスーダン戦役モノです。
    白馬とかの特徴が無いので、作者がスコッツ・グレイといえばスコッツ・グレイになるのデス。

    リー・メトフォード銃なのかマルティニ・ヘンリー銃なのか、どっちを持っていたのか調べてもよく分からなかったのですが、キットの箱絵を見るとマガジンの無いライフルを持っているので、どうやらマルティ二・ヘンリー銃のようです。

    。。。。(以下追加コメント)
    とコメント入れたあとで、今回の塗装対象と別のもう1体(ライフルを片手で掲げたポーズ)をよく見たら、形が明らかにヘンリー銃のほうでした。
    よく見ておけば悩まずに済んだものを。。。

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      ace

      2020/06/21

      コレは…( ゚д゚)✨
      取り組み甲斐がありますね❗️🤔

      ✨背景がカオス✨😆

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      T. S

      2020/06/21

      えーと、上の写真の背景はわたしの趣味の世界がいろいろカオスっております(笑)

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    T. S

    2020/06/21 - 編集済み

    今宵は、4騎の一応の完成を祝ってスコッチの「スコッツ・グレイ」を頂いてます。
    ブレンデッド・ウイスキーでして、特級のボトルなので1989年以前に流通していたものですが、昔のブレンデッドは美味いです。
    このボトルはグレーンウイスキーの古いヒネ感はなく、イイ感じのセメダイン感といいますか、やや辛口でバランスがいいです。炭酸で割っても美味しいです。
    いまは流通してませんが、ときどきヤフオクとかメルカリで出物がありますので、もしご興味ある方は是非お勧めしますよ。美味しいですよ。

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