グリースガンをイジってます…の巻
初版 2020/04/25 15:36
改訂 2023/08/05 09:01
またまた知人より頂き物をしてしまいました。
M3A1 グリースガン、ハドソン社製のガス・ブローバック式フルオート・ガスガンです。
2001年頃の製品らしいのですが、倉庫の古い在庫の蔵出し新品、未使用品でした。
ガスを入れて試したところ、ガシャガシャガシャ!ドドドドドド!と超快調に作動しました。
これは正に カ・イ・カ・ン…
良いものを下さり、ありがとうございましたm(__)m
さて、銃の全体の感じはとてもナイスな感じなんですが、1点だけ気になるところが。。。
ガスタンクを兼ねたマガジンはとても重いのですが、プラ製の本体が軽くできておりまして(全体で2750グラム、このうち1,050グラムと1/3超がマガジンの重さです。)
なので、銃を構えるとマガジン側が重く感じ、グリップ側がとても軽く感じるのです。この点が残念ながら少々ホンモノじゃない感をカモしてしまっています。
そこで、オモリを入れられないだろうか?と考えたのですが、モナカ構造の本体が分解できずちょっと容易には入れられそうもありません。。。
…と、しばら~く悩み続けた結果思いついたのが、コレを入れてみよう、と。
鉛の粒ツブ、この袋で1キロ分ですが、空洞のグリップの中に数百グラムは詰め込めそうです。(グリップが空洞構造かどうか確証を持つまでも、だいぶかかりました。)
次の悩みは、「それをどうやって固定するか」です。
瞬間接着剤を流し込もうと思いましたが、サラサラなやつだとグリップのモナカの合わせ目から漏れ出してしまうでしょう。(合わせ目の全周は合わさっているだけで、くっついていないのです)
ゼリー状瞬着では流動性が低くうまく全体に行き渡らせられません。
また、瞬着は衝撃にはもろいので、固着後でもブローバックの衝撃で剥がれる恐れもあります。
なので、ベタベタっとくっつく系の接着剤が良さそうです。
そこで思いついたのがコレ。
以前にホームセンターで買ってはいたものの、使い道が特になく放置されていた接着剤、謎の『ゴリラ・グルー SUPER多用途』(Gorilla Glue Clear / Made in USA)です。
トロトロッとした液体状の接着剤で、24時間でしっかり固着されるようです。
この粒ツブオモリをトリガーの根本の穴からザラザラっとグリップに流し込み、接着剤を垂らし、またオモリを入れ、接着剤を…を繰り返していけば、びっしり入る予定のオモリの粒に接着剤はいきわたりそうです。
トリガーガードを外します。(バネ構造でハマっているだけなので簡単に外れます。)
接着剤で周りを汚さないようにマスキングし、オモリを少しずつ入れていきましょう。オモリを入れるのに試行錯誤の結果、行きついたのがこのストロー製の「オモリ粒ツブ注入器」ですw
接着剤を注入。。。
これを地道に繰り返していきます。
1回に入れられるツブの数も20-30粒くらいずつですから、とても果てしない作業です…。頑張りましょう。。。
だんだん重くなっていきます。
しかし…
だいぶ入ったところで、「作動は大丈夫かな?」とボルトを引いてみたところ!
ガキ!ありゃ??? どうやらオモリの粒がひとつ、どこかに入り込んで噛んでしまったようです。
( ゚Д゚)!!!…これはまずい。。。
なんどやってもうごきません。
やってしまいました。
・・・これは終わった、と諦めかけたのですが、
気を取り直し「どうせダメなら、分解してみよう。」と決心。バラしてみることにしました。
説明書の分解図と数日間にらめっこし(分解図はあるのですが、分解要領までは取説書にでてませんので…)、作戦を立てまして、、、
「おそらくココからかな?」というところから分解を開始。
26のトリガーガードは外し済みです。まず、17を下に引っ張りパコと外し、25を抜くとトリガーが外れますが、ここは逆でした。先にボディを広げて27と28の組部品を下に抜き(が正解でした)、外から24のピンを外し、それで下の写真の状態になります。
このとき、セフティのラッチ機構の29と30の小さい部品を落として無くさないよう要注意。
私も最初、床に30の極小のバネが落ちているのを見つけて「どっから外れたんだよ…」と諦めかけたのですが、気を取り直してパーツ図を睨み、30であることに気付いた次第。29のボールベアリングは無くなっちゃったので、オモリの中から大きめのを探して代わりに使いました。(オモリの粒のサイズにはバラツキがあるのでデカいのもあるのです)
内臓をどんどん抜いていきます。
…元に戻せるだろうか、という心配は「気にしない」ことにしました(笑)
そうこうしているうちに、ポロ…と中からツブが出てきたじゃないですかw
コイツです。犯人は(笑)
横のギザ十と比べて頂くと、そのサイズがお分かりいただけるかと。。。
これでボルトが前後にスムースに動くようになりました。
復活、、、したと思います。
周りの部品を抜いてスカスカになり、ちょうど扱いやすくなったので、グリップ内へのオモリ注入を再開。
どんどん入れて「謎のゴリラ接着剤」を流し込み…、ほぼ満タンに入れることができました。
1㎏あったオモリの残りを計量したら約608gだったので、400g近くオモリを中に入れることができたようです。
グリップ周りがずっしりして少しバランスがよくなった感じはします。
・・・この状態で接着剤の24H乾燥です。
つづく(お次は肝心の「再組み立て」…。治るだろうか。。。)
#グリースガン
#ガスブローバック
#ハドソン
T. S
2020/04/26おはようございます。
まだ24hは経っていませんが(塗布から10hくらい)、謎のゴリラ接着剤がガッチリ固まっています。グリップの中のオモリ、見えますか?
グリップ内部空間に詰めるだけではなく、内面にも行けるところまで貼り付けたのですが、ガチガチです。侮れませんね、謎のゴリラ接着剤(笑)
3人がいいね!と言っています。