HGUC 1/144 MSZ-010 ZZガンダム

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ニュータイプの修羅場が見れるぜ!

ΖΖガンダムはΖガンダムの直系の発展型となる。大出力のジェネレーターと火器を持つ機体であるが、機体全高は20m前後に収めるというエゥーゴの規格に基づいたサイズとなっている。

バックパックに搭載されるミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉(エンジン)は、本来であれば航宙艦艇に搭載され、単基でその艦艇の全電力をまかなえるクラスのものである。MS形態時には加速用のメインスラスターユニットとして機能し、大型航宙艦艇並の推進力を機体にもたらす。

モビルアーマー(MA)形態からMS形態へ移行する際、腕部・脚部の大口径ノズルは機体内部に格納される。
この際には総合推力が減少したように見えるが、余剰出力は全身に分散配置された姿勢制御スラスターへ供給され、実際に稼働するスラスター数は増加している。
その他の機動ユニットとしては、腕部のシールド兼用のフレキシブル・ウイングバインダーや肩部のショルダースラスターバインダーなどを搭載する。機体各所には計32基のサブスラスターを搭載する。
これは同時代の他のMSと比べ設置数及び分散率において突出しており、格段に素早い機位変更が可能であったとされる。

また、重層的な構造を持つ可動モジュールと装甲は、マグネット・コーティングを標準で施された各部のヒンジやスライドレールによって分離しつつ堅固に結びつき、本来矛盾する機能である柔軟性と堅牢性を同時に実現するとともに、瞬間的な機体の変形を可能としている。とりわけ、本機の脚部構造は複数の要求を満たす試行錯誤が結実したものであり、多数のスラスターを内蔵した上で歩行/機動ユニットとして高い完成度を有している。
ただし、本機はシステム面での複雑化から、その整備性は劣悪なものとなった。生産性も悪化している。

装甲はガンダリウムγを使用した多重空間構造である。
耐水圧性能も高く、至近距離でのMSの爆発にも耐えられるという。
メガ粒子ビームの直撃を完全に防御することは不可能だが、バインダーはシールド並みの強度があり、万一の場合はこれを用いてコクピットへの被弾を防ぐ。

また、本機の機体管制システムにはNT対応のインターフェースとして、簡易サイコミュシステムであるバイオセンサーが搭載されている。
このデバイスはΖガンダムに搭載されたバイオセンサーの改良型であり、脳波制御によって操縦系のサポートが行われることで機体の追従性が向上している。ただし、NT能力の低いパイロットが搭乗した際は、作動しないように保護機能が施されている。
ΖΖガンダムにおいてはこのユニットをコア・ブロックに搭載しており、コア・ファイターごとにパイロットの脳波パターンを入力する事でバイオセンサーのシンクロを向上させている。通常のサイコミュは主にコクピット周辺に搭載されるが、本機のそれはコア・ブロックのメインプロセッサーを中心として機体各部に端末が分散配置されている。
このシステムはサイコミュのコンパクト化・高密度実装化の点で有利であり、機体の追従性並びに運動性向上に対する効果は、フルスペックのサイコミュと同等のレベルに達している。
一方で、NTパイロットの搭乗を前提とした機体追従性は、本機の操縦難度を非常識なほどに高いものとしてしまっている。このため、非NTパイロットの搭乗を考慮してリミッターが設けられていたとする証言もある。

メンテナンス性についても、換装システムを利用して機体構造をユニット化することで換装・改修を容易にする措置がとられていたが、機体内部には複雑な構造を有する部位が多数存在するため、高度な技術と設備が要求される。また、高いジェネレーター出力や火器を持つ反面エネルギー消費が激しく、長期戦には向かないとされた。
しかし、当時のMSはいずれの勢力の機体も同傾向にあり、また本機の場合は武装追加も可能であり、十分な性能とされた。
実戦投入された本機は、単独でのアクシズへの潜入・帰還や砂漠地帯での数日間に及ぶ移動といった整備補給のままならない状況での作戦行動を遂行しており、十全な性能を発揮している。

キットとしては1/144のHGモデルながら分離変形合体を可能としたなかなか秀逸な作品である。

余剰パーツは多いながらもコアトップ、コアベース、Gフォートレスまでを再現でき、コアファイターも2機用意されている。
可動も古いキットとしては秀逸で今のキットに劣らない出来でZZにとって要になる重量感もしっかりあり名キットだと思う。

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