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The New Blockaders “Etudes De Rien”
また、出てしまいました!そうです、The New Blockaders (TNB)のカセット作品”Etudes De Rien”のLP再発です。元々は、カセット作品で、ギリシャのCoherent Statesから75部限定でリリースされていましたが、その時点で、既に四角い7㌅Lathe Cutが付いた特別限定なんてものもあったみたいです。私は通常盤を購入しましたが、今回もまた、クリア盤LPに、Richard Rupenusによるハンドメイド包装されて、”Slathe”と名付けられた33 1/3回転のLathe Cutと12頁のコラージュを収めたジン及び灰色のTシャツ、ピンバッチ2個、ポストカードが付属した特別ボックスセットも50部限定であったようです。この通常盤も200部限定で、中々入手しにくいかも知れません。なお、再発も同じレーベルCoherent Statesから出ています。TNBのバイオグラフィーは既に書いてありますので、そちらをご参照してください。それで、この作品”Etudes De Rien”なのですが、今回の参加メンバーは、Richard Rupenus, PutrefierのMark Durgan, Michael Gillhamの3人で、謝辞には何故か、Michael Finkleaの名前があります。また、マスタリングは、Phil Julianが担当しています。なお、曲名は無く、”Part 1”と”Part 2”と記載されているだけです。そして、肝心な音の方は、ガチャガチャ、ガンガン、ピーピーと騒乱罪になってしまう程のメタル・ジャンクとハウリングによるノイズ・ミュージックと言ってしまっても良いでしょう。幾分、いつもよりも音圧は高いかもしれません。こう言うメタル・ジャンク演奏の録音はちょっと「コツ」があるのですが、ここら辺は、流石TNBと言うところでしょう。あとは、Julianによるマスタリングも関係しているかもしれません。私は、このような演奏形態を、個人的には「メタル・ジャンク・フリー・ジャズ」と呼んでいますが、強ち外れてはいないと思います。A面B面共にテンションの高い演奏が繰り広げられており、聴き応え充分です。なので、TNBの真価も充分に発揮されており、この手のノイズ・ミュージック愛好家の方は勿論、ノイズ初心者にもマストな一枚です!
A “Part I” (18:00)
B “Part II” (18:00)
本作品はYouTubeに無かったので、TNBの他の動画を貼っておきます。本作品とは直接関係ありませんので、悪しからず。
https://youtu.be/cCqW67itKsA?si=KIRfRPAmfH3k04Gu
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