ゆたり ジキロ スタンダードサイズ 平成物

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恐獣第1号レッドスパークがゾーンファイターに倒された後、ガロガが放った恐獣ミサイルで地球上に送り込まれた恐獣、ジキロ。
この、ジキロが恐獣ミサイルから射出され、パラシュート降下してくる場面は非常にインパクトがありましたが、この場面は、小林清志氏の渋いナレーションが印象的な『流星人間ゾーン』前期オープニングでも使用されていたので、他の恐獣は憶えていなくても、ジキロだけは憶えているという第二次怪獣ブーム世代の方も多いのではないでしょうか。
実際、第1話の他にも、第22話ではパワーアップした「スーパージキロ」として、また、第25話では「恐獣連合軍」の一員として、都合三回も登場しているので、『流星人間ゾーン』を代表する恐獣と言っても良いかも知れません。
硬い装甲を誇り、左手は超強力な磁石、右手は磁気光線銃になっている、如何にもメカ兵器といった雰囲気ですが、それでいて全体のフォルムが“傴僂”を思わせる異様なものに仕上がっているのが斬新だったと思います。

番組を代表する恐獣にも拘わらず、その複雑な形状ゆえか立体化というものにほとんど恵まれなかったジキロですが(1970年代末期、第三次怪獣ブームの頃の怪獣消しゴムぐらいでしょうか?)、この難しい題材に果敢にチャレンジしたのがワンダーフェスティバル(ワンフェス)で当日版権物を中心に活躍しているゆたりです。このジキロは2008年の冬ワンフェスにおいて、当日版権で発売されたものですが、会場で見た時は本当にビックリしましたね~、まさかあのジキロが、本放映から35年経ってソフビ化(ガレージキットのような形式ではなく、ソフビってところが良い!)されるとは思ってもいませんでしたから。出来のほうも素晴らしく、パーツ数を多くすることでジキロのデコラティブな部分も見事にソフビ化、尻尾の補助脚(かん着で可動)まで抜かりなく再現しています。
いわゆるマルブル的な造形とは異なるソフビですが(かと言って、CCPやエクスプラスといったリアル系ソフビともまたタイプが違う)、個人的にはちゃんと“怪獣玩具”に着地しているところが気に入っています。

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