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ベアモデル レッドキラー スタンダードサイズ 平成物
地球侵略を狙うズール星人が尖兵として使役する怪獣、レッドキラー。 代名詞ともいえるブーメランを両手には武器として、また、後頭部と鼻先には意匠として取り込んだ“ブーメラン怪獣”ですね。『帰ってきたウルトラマン』では第27話に登場したグロンケンに続く、非生物的要素を大胆に取り入れた怪獣ですが、あくまでも「自然発生」した地球怪獣であるグロンケンと違って、ズール星人が「サイボーグ化」したという設定があるレッドキラーには説得力がありました。もっとも、こうした人為的に無機物が付け加えられた生物兵器型の怪獣も、このレッドキラーの登場以降、『ウルトラマンA』の超獣や『サンダーマスク』の魔獣、翌48年の『流星人間ゾーン』の恐獣等々、当たり前になり過ぎて、急速に“陳腐化”して行く訳でありますが...(個人的には大好物なんですけどね) 2008年に発売された、ベアモデルのレッドキラー。 着ぐるみの覗き穴の再現など、造形の随所に見られるリアル視点と、おもちゃならではのデフォルメが絶妙なバランスで共存している造形ですね。一連の超獣シリーズ同様、ブルマァク黄金期における名匠の作風を彷彿させる、高い美意識が感じられるソフビです。 #帰ってきたウルトラマン #ベアモデル #円谷プロ #怪獣 #ソフビ
ベアモデル スタンダードサイズ 平成20年(2008年) 帰ってきたウルトラマン 第46話「この一撃に怒りをこめて」dape_man
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やまなや レオゴン スタンダードサイズ 平成物
郷秀樹の幼馴染である青年科学者・水野一郎が、αレオン電磁波でトカゲとウツボカズラを融合し、誕生させた怪獣、レオゴン。 「11月の傑作群」の最後を飾る名エピソード、「許されざるいのち」に登場する“合性怪獣”ですね。このレオゴン、動物と植物の合成によって誕生していることから二つ名は“合成怪獣”と思われがちですが、番組のOPクレジットや円谷公式によると“合性怪獣”が正解なんですね。“合性怪獣”についての由来を調べてもハッキリとした記述がどこにも見当たらないんですが、個人的には、人間が神の領域に近づかんとした“禁断の生殖”としての「性(せい)」から誕生した怪獣、偉大な父親に対するコンプレックスから狂気へと走ってしまった青年科学者・水野の哀しい「性(さが)」が生み出した怪獣、この二つの意味合いが込められていると解釈しています。 2008年に発売された、やまなや「怪獣郷シリーズ」のレオゴン。 このソフビは、2003年にハイパーホビー誌の誌上限定として発売された“マットジャイロ捕獲バージョン”が1期になるのですが、劇中のシーンを再現した「背中の突起物から伸びる蔦に捕らえられたマットジャイロ」の付属パーツが、ブルマァクタイプのソフビとしてはどうも余計な物に感じられ、レオゴン自体の造形には惹かれつつも1期は購入を見送ったという経緯があります。その後、その付属パーツを廃した一般流通版が発売され、この水色成型は通算3期目になります。 ブルマァク黄金期を思わせる繊細で丁寧な仕事が施された造形、それがレトロムード溢れる水色の成型色と組み合わさり、素晴らしい補完ソフビに仕上がっています。 #帰ってきたウルトラマン #やまなや #怪獣郷 #円谷プロ #怪獣 #ソフビ
やまなや スタンダードサイズ 平成20年(2008年) 帰ってきたウルトラマン 第34話「許されざるいのち」dape_man
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ベアモデル サタンキング スタンダードサイズ 平成物
宇宙の果てにあるという「悪魔の星」から、隕石に乗って飛来してきた宇宙怪獣、サタンキング。 「破壊と殺戮」しか能が無い、というこの凶暴な宇宙怪獣は、ゴリ博士が人類皆殺しの為に呼び寄せた“助っ人”怪獣です。 見るからに頑丈そうなその体表は金属よりも堅く、ネビュラスライスも受けつけないほどで、スペクトルマンを大いに苦しめたばかりか、隕石落下の際の衝撃で死に至ってしまった子供の仇を討たんとする古代怪獣マグラーとの因縁も生じ、三つ巴の展開の中で憎たらしいまでの悪役ぶりを発揮していました。突如として周囲が暗くなり、その闇の中で着ぐるみの頭部が真っ赤に発光する演出も実に印象的でしたね。 なお、サタンキングは第25・26話の後、第27話でも再生怪獣の一体として再登場。更にその着ぐるみはテングドン(第42話)、ブラックドラゴン(第50・51話)に流用され、ゼロン同様、ピー・プロ特撮にとって貢献度の高い怪獣であったことも特筆されます。 こちらは2008年に発売された、ベアモデルのサタンキング。 劇中では怪獣というよりも怪人に近い、どちらかというとスマートな印象の着ぐるみ造形でしたが、このソフビではマッシブなフォルムへとアレンジ。ゴツゴツとした荒々しい質感、マッシブさが強調された手足のバランスは、マスダヤのダストマンを彷彿させる仕上がりです。 黒目が三角になっている辺りも芸が細かいですね。 #宇宙猿人ゴリ #スペクトルマン #ベアモデル #ピー・プロ #ソフビ #怪獣
ベアモデル スタンダードサイズ 平成20年(2008年) 宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン 第25話「マグラー、サタンキング二大作戦!!」・第26話「二大怪獣東京大決戦!!」dape_man
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ベアモデル サンダーゲイ スタンダードサイズ 平成物
2008年に発売された、ベアモデルのサンダーゲイです。 ご存知のようにサンダーゲイは、昭和の『宇宙猿人ゴリ』本放映時にマスダヤからソフビ化されていて、そちらは一峰大二の漫画版に準拠していると思われる、不自然に大きな牙を生やし、装甲を纏ったサイボーグ怪獣らしい造形になっていましたが、このベアモデル版は劇中プロップに忠実なイメージでソフビ化されているのが特徴です。 怪獣であると同時に、草木が生い茂る“島”でもあるこの怪獣の雰囲気がモールディングで巧みに表現されていますね。 #宇宙猿人ゴリ #スペクトルマン #ベアモデル #ピー・プロ #ソフビ #怪獣
ベアモデル スタンダードサイズ 平成20年(2008年) 宇宙猿人ゴリ 第17話「空とぶ鯨サンダーゲイ」・第18話「怪獣島に潜入せよ!!」dape_man
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ベアモデル ヘドロン スタンダードサイズ 平成物
ゴリ博士が静岡県藤ノ浦のヘドロから造り出した記念すべき第1号怪獣、ヘドロン。 『帰ってきたウルトラマン』のザザーンや『ゴジラ対ヘドラ』のヘドラに先駆けた、第二次怪獣ブーム初期を象徴する“公害怪獣”の嚆矢というべき存在ですね。 着ぐるみではなく、ギニョールタイプの操演怪獣で、その為、本編ではスペクトルマンと組み合うことは無かったのですが、それが逆に他には無い、この怪獣の一種異様な存在感の発揮に一役買っていたように思います。 しかし、その容姿はあまりにもグロテスクであり、また、玩具化に適さない特異な形状も災いしてか、ヘドロンは公害怪獣の元祖にもかかわらず、当時、ソフビ化されなかった不遇な怪獣でした(タッコングにすぐにやられてしまった、あのザザーンでさえソフビになったのに!)。 そんなヘドロンを2008年にレトロタイプでソフビ化したのがベアモデルです。 マスダヤ怪獣を彷彿させるデフォルメと質感、ツボをバッチリと押さえているソフビです。 #宇宙猿人ゴリ #スペクトルマン #ベアモデル #ピー・プロ #ソフビ #怪獣
ベアモデル スタンダードサイズ 平成20年(2008年) 宇宙猿人ゴリ 第1話「ゴリ・地球を狙う!」・第2話「公害怪獣ヘドロンを倒せ!」dape_man
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怪獣軒 エマー星人 スタンダードサイズ 平成物
地下100メートルに設置されたカプセルの中で160日間にも渡る宇宙飛行士の孤独耐久テストを行っていた山城キャプテンを密かに“人間怪獣”ヤマシロへと改造し、侵略の尖兵として操っていた宇宙人、エマー星人。 劇中では、画面の暗さもあって今ひとつその姿は判然としませんでしたが、鋭い爪を持った六本脚がウネウネと動く、ヒトデとも蜘蛛ともつかない奇怪なビジュアル(ストーリー自体は「蜘蛛の糸」の寓話をモチーフにしたものですが、劇中の会話の中に「深海の海星」の話が出てくる箇所があるので、ヒトデと蜘蛛、両方のイメージを取り入れているようにも思います)を持った宇宙人で、冥府の底に潜みながら暗躍する、邪悪で禍々しい存在感はジャイアント仮面編の宇宙人の中でも屈指のものでした。 そんなこの宇宙人の劇中のイメージを上手く盛り込みつつ、レトロタイプのソフビに仕上げたのがこの怪獣軒のエマー星人です。同じ怪獣軒のシルバー仮面シリーズでも、別項で紹介したシカルナ・工房原型のヤマシロはかなりリアル寄りの作風でしたが、こちらは昭和怪獣ソフビムード濃厚なテイストで仕上がっているのが特徴です。 それもそのはず原型製作は、現行メーカーながらも昭和的な手触りや空気感を湛えたソフビ作りで定評のあるインディーズソフビの雄、ヤモマーク土岐氏。氏の味のある造形タッチは、御自身がかなりの玩具コレクターであり、古物ソフビにも造詣が深いところから来ているのですが、それだけにこのこなれた雰囲気も納得出来るというものです。 #シルバー仮面 #シルバー仮面ジャイアント #怪獣軒 #宣弘社 #ソフビ #怪獣
怪獣軒 スタンダードサイズ 平成20年(2008年) シルバー仮面ジャイアント 第18話「一撃!シルバー・ハンマー」dape_man
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怪獣軒 ソロモン星人 スタンダードサイズ 平成物
冷たい絶対零度の星からやって来た宇宙人、ソロモン星人。 温暖な気候の星に住む地球人が宇宙へ進出することへの警戒心、更には、抗争の歴史を繰り返してきた地球人の性質に対する疑念から、「もし、地球人が自分たちの星にやって来たら攻め入られてしまうのでは・・・?」と考え、春日兄妹たちが握る光子ロケットの秘密を奪わんと暗躍。兄妹たちに協力する青年科学者・川上博士(演じるは「久里虫太郎」や「大博士リー・ケフレン」でお馴染みの怪優・清水紘治氏)の恋人・マリの体を利用して、光子ロケットの秘密を探るなどしました。 身長130センチという、まるで子供のような小柄な体躯をしており、それが他の無法星人とは異なる一種独特な雰囲気を醸し出していましたね。(劇中で使用されている着ぐるみには何と、本当に子役が入っていました!) 背中が極端に湾曲した、傴僂男のようなフォルム(これは第1話に登場したチグリス星人や『ウルトラセブン』のダンカン、『アイアンキング』のクリケットンなど、池谷仙克デザインの怪獣・宇宙人の特徴です)。ドクロが大きく口を開けて、更にその中に顔があるような風貌。 かなり異形趣味が色濃く出ているビジュアルを持つ宇宙人ですが、そんな味わいを上手く残しつつ、レトロタイプのソフビに仕上げたのがこの怪獣軒のソロモン星人です。 原型製作はまだブレイクする前のシカルナ・工房。ディティールまでキッチリ作り込んだ造形力に定評のある同社ですが、このソロモン星人でもそれは発揮されていて、鍾乳石のような体表の質感とか、上手く表現されていると思います。 #シルバー仮面 #シルバー仮面ジャイアント #怪獣軒 #宣弘社 #ソフビ #怪獣
怪獣軒 スタンダードサイズ 平成20年(2008年) シルバー仮面 第8話「冷血星人の呼び声」dape_man
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ベアモデル サウンドギラー スタンダードサイズ 平成物
自動車やオートバイ、工場などから発せられる騒音が好物という、一風変わった習性を持つ超獣、サウンドギラー。 「何故、何の為に存在しているのか?」という行動原理が判然としない、何とも不条理な不思議系超獣ですが(もっとも後期超獣はこんな感じの奴らばっかりですが・・・)、そのビジュアルも様々な無機物を組み合わせて構成されたような感じで、とらえどころが無く、まるで現代美術のオブジェのようで実にシュールです。 個人的には岡本太郎氏の「太陽の塔」がイメージソースとしてあるのかな?と睨んでいるのですが、まだ「太陽の塔」の方が顔がハッキリしていて分りやすいぶん、怪獣らしいような気がしますね(笑) そんなサウンドギラーの、ベアモデル製スタンダードサイズのソフビ。 こちらは平成20年(2008年)に発売された1期版になります。 両手を前に突き出し、指先からミサイル弾を発射しているポージングが、どことなくブルマァクのキングボックルを彷彿させますね。キングボックルもサウンドギラー同様、ちょっと「シュールさ」を感じさせるデザインラインを持つ怪獣でしたが、そうしたイメージのつながりを意識しての造形コンセプトでしょうか。 成型色はアイボリー、スプレー彩色は現行ソフビファンの気質に合わせた多色使いになっていますが、ブルマァクタイプとしてあまり違和感を感じさせない仕上がりなのはさすがだと思います。 #ウルトラマンA #ウルトラマンエース #ベアモデル #ブルマァク #円谷プロ #超獣 #怪獣 #ソフビ
ベアモデル スタンダードサイズ 平成20年(2008年) ウルトラマンA(エース) 第36話「この超獣10,000ホーン?」dape_man
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ベアモデル バクタリ スタンダードサイズ 平成物
動物園にいたバクが、異次元エネルギーによって超獣化したバクタリ。 象の鼻のような口吻を持つバクを、上手く超獣に落とし込んだ好デザインですね。 夢を食べるとされる架空の動物「貘」の性質を併せ持ち、人々の夢を食べては頭の輪に保存するなど、如何にも後期『ウルトラマンA(エース)』らしい不思議系超獣でした。 そんなバクタリの、ベアモデル製スタンダードサイズのソフビ。 こちらは平成20年(2008年)に発売された1期版になります。 レトロ感を損ねない程度に丁寧に作り込まれた造形、ダークレッドの成型色に超獣らしいカラフルなスプレーワーク。それぞれがやり過ぎることのない、絶妙な力の抜け加減で、ベアモデルらしい秀逸な補完ソフビに仕上がっています。 #ウルトラマンA #ウルトラマンエース #ベアモデル #ブルマァク #円谷プロ #超獣 #怪獣 #ソフビ
ベアモデル スタンダードサイズ 平成20年(2008年) ウルトラマンA(エース) 第31話「セブンからエースの手に」dape_man
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ベアモデル カメレゴン ミドルサイズ(鉛筆けずりシリーズ風) 平成物
2008年に発売された、ベアモデル製ミドルサイズのカメレゴンです。 同じくブルマァクの鉛筆けずりシリーズを補完するソフビです。こちらも良い出来です。デフォルメはもちろんですが、このカメレゴンは「質感」が素晴らしいと思います。 #ミラーマン #ベアモデル #円谷プロ #ソフビ #怪獣
ベアモデル ミドルサイズ 平成20年(2008年) ミラーマン 第17話「罠におちたミラーマン」dape_man
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キャラクティックス ザンドラ ミドルサイズ 平成物
2008年のワンフェスで販売された、今は無き関西のトイショップ&メーカー、キャラクティックス製ミドルサイズのザンドラ。 こちらは劇中に登場するザンドラではなく、目玉と口が付いたオレンジ版のソフビをモチーフとした、新規造形のソフビです。 ややSD風味のフォルムや、体表をつるんと仕上げたディティール面など、当時物に思い入れがあるレトロソフビのコレクターやファンはもとより、現行のインディーズソフビを好む層にも強くアピールするソフビになっているのではないかと思います。 #流星人間ゾーン #ゴジラ #キャラクティックス #東宝 #ソフビ #恐獣 #怪獣
キャラクティックス ミドルサイズ 平成20年(2008年) 流星人間ゾーン 第15話「沈没!ゴジラよ東京を救え」dape_man
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ゆたり ジキロ スタンダードサイズ 平成物
恐獣第1号レッドスパークがゾーンファイターに倒された後、ガロガが放った恐獣ミサイルで地球上に送り込まれた恐獣、ジキロ。 この、ジキロが恐獣ミサイルから射出され、パラシュート降下してくる場面は非常にインパクトがありましたが、この場面は、小林清志氏の渋いナレーションが印象的な『流星人間ゾーン』前期オープニングでも使用されていたので、他の恐獣は憶えていなくても、ジキロだけは憶えているという第二次怪獣ブーム世代の方も多いのではないでしょうか。 実際、第1話の他にも、第22話ではパワーアップした「スーパージキロ」として、また、第25話では「恐獣連合軍」の一員として、都合三回も登場しているので、『流星人間ゾーン』を代表する恐獣と言っても良いかも知れません。 硬い装甲を誇り、左手は超強力な磁石、右手は磁気光線銃になっている、如何にもメカ兵器といった雰囲気ですが、それでいて全体のフォルムが“傴僂”を思わせる異様なものに仕上がっているのが斬新だったと思います。 番組を代表する恐獣にも拘わらず、その複雑な形状ゆえか立体化というものにほとんど恵まれなかったジキロですが(1970年代末期、第三次怪獣ブームの頃の怪獣消しゴムぐらいでしょうか?)、この難しい題材に果敢にチャレンジしたのがワンダーフェスティバル(ワンフェス)で当日版権物を中心に活躍しているゆたりです。このジキロは2008年の冬ワンフェスにおいて、当日版権で発売されたものですが、会場で見た時は本当にビックリしましたね~、まさかあのジキロが、本放映から35年経ってソフビ化(ガレージキットのような形式ではなく、ソフビってところが良い!)されるとは思ってもいませんでしたから。出来のほうも素晴らしく、パーツ数を多くすることでジキロのデコラティブな部分も見事にソフビ化、尻尾の補助脚(かん着で可動)まで抜かりなく再現しています。 いわゆるマルブル的な造形とは異なるソフビですが(かと言って、CCPやエクスプラスといったリアル系ソフビともまたタイプが違う)、個人的にはちゃんと“怪獣玩具”に着地しているところが気に入っています。 #流星人間ゾーン #ゴジラ #ゆたり #東宝 #ソフビ #恐獣 #怪獣
ゆたり スタンダードサイズ 平成20年(2008年) 流星人間ゾーン 第1話「恐獣ミサイル爆破せよ!」dape_man
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M1号 ジェットジャガー スタンダードサイズ 平成物
『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』に続く、怪獣タッグマッチ路線の第二弾、『ゴジラ対メガロ』。 この映画で、海底王国シートピアの守護神、“昆虫怪獣”メガロと、それを援護する為に宇宙から再び飛来してきた“サイボーグ怪獣”ガイガンの、新悪役怪獣コンビを迎え撃つゴジラのパートナーに抜擢されたのが青年科学者、伊吹博士が開発したヒューマノイド型ロボット、ジェットジャガーです。 前作のゴジラのパートナー、アンギラスがあくまでも主役たるゴジラを引き立てる脇役に徹していたのに対し、特撮ヒーローが氾濫していた時代の雰囲気を濃厚に反映している本作のジェットジャガーは、ゴジラに負けず劣らずの存在感を放っていた超個性的なキャラクターでした。ゴジラ&アンギラスがジャイアント馬場&吉村道明のような主役と脇役がハッキリしたタッグチームとするなら、ゴジラ&ジェットジャガーはジャイアント馬場&アントニオ猪木の「BI砲」のようなスター選手二枚看板のタッグチームだったといえます。(実際、ジェットジャガーはアントニオ猪木をモデルにした、とする説がありますね) 本来は等身大ロボットのはずなのに、良心回路により自我が目覚めた(笑)とかで突然身長50メートルに巨大化したりと、そのハチャメチャな設定に何かと悪評が付きまとうキャラクターではあリますが、特撮ヒーロー全盛期に育った私にとっては『流星人間ゾーン』のゾーンファイター同様、ゴジラと共に戦った巨大ヒーロー、として深く心に刻み込まれています。 こちらは平成20年(2008年)に発売された、M1号製スタンダードサイズのジェットジャガーです。 映画公開当時、ブルマァクから大サイズとミドルサイズが発売されながら、何故かスタンダードサイズが発売されなかったジェットジャガーの補完となるソフビで、ブルマァク大サイズをそのままスケールダウンした、昭和テイスト濃厚なフォルムが魅力的です。 #ゴジラ #M1号 #ブルマァク #東宝 #ソフビ #怪獣 #ロボット #特撮ヒーロー
M1号 スタンダードサイズ 平成20年(2008年) ゴジラ対メガロdape_man