アステカ王国な切手

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真っ先に思ったのは
“これAztec Bricksのボスキャラや背景”(→意味不明w)

とウケてたのですが、
真ん中下(鷲の被り物をした戦士)と右下の像が、あるゲームの背景とボスキャラの一つになってるのに思わず反応💧

アステカの文化や歴史は、
どこか考古学的な興味…そこまで大げさでなくても魅かれる“なにか”を感じてしまいます。

印象的なのは真ん中上の光景。
アステカ王国の都・テノチティトランのかつての姿を描いた…征服したスペイン側が残した絵図であります。

“湖上に浮かぶ天空の町は美しく、そこにかかる橋を渡って、我々は帝国に足を踏み入れた…”

と読んだ覚えあるのは、
ベルナール・ディアス(Bernal Díaz del Castillo 1496–1584)の記した『メキシコ征服記』。

この文献、興味あった頃にチラホラ読んだという一冊。

ディアスは当時20代。
コルテス率いる隊に同行し、探検の果てに都を発見。滅亡までをその目に焼き付けた人物。

この征服記は、長生きしたディアスが、盲目になりながらも、晩年に著した書物で。
まさに最後の証言者となったことでしょう。

標高2000メートルちょい、
湖上の都には人口が数十万…
彼らが知るスペインの町でさえ、当時そのような人口をかかえたトコはなく…。

見るもの全てが新鮮に映ったことと想像します😲

ですが、彼らの見たものはそれだけではなかった…。

単なる異文化と受け取るには余りにショッキングな光景にも出くわすわけで…😱

スペインに征服されたのち、湖は埋め立てられ、ピラミッドは破壊され。
そんなこんなで出来上がったのが今日の首都・メキシコシティ。

街の中心を掘れば、アステカ時代の遺跡が見つかるという都市でもあります。

この探検記、最後のほうに

“この都を我々は破壊してしまった”

とかってあるのが私には印象的で。
もっともカトリックを正義の盾とする、当時の彼らが、この特異な文化と共存できたはずもなく…💧

もし現代のように考古学なり、文化的なり、寛容な好奇心で研究されてたら、どれほどの世界だったろうと思います。

もしかしたらディアスも晩年、
ちょっぴりそんな心境になったのだろうかと(個人の妄想😶)

老いてなお浮かぶ、
もしかしたらあれは…他のどこにもない…けれど心奪われる世界だったのかもしれません。

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