地券
明治初期に江戸時代には無税地であった都市部も税制の公平性等の観点から課税対象となり、また江戸時代の田畑永代売買禁止令が廃止され都市部以外の郡村地において土地の売買が可能となりその土地の所有権の異動を把握する目的から最初の地券「壬申地券」が発行された。その後、明治6年に地租改正条例が発布され、地券制度も大きく改められた。それに伴い「地券之証」が発行された。明治8年には印刷局(当時は紙幣寮刷版局)製の統一地券が全国で導入されたが、一部の県では統一地券導入後も暫定地券が用いられた。
ここでは主に統一地券を集める。
統一地券分類
所蔵状況
青色版(明治8年発行)
○銘版無し(極初期のもの)
・裏面左側余白
○銘版有り(明治9年頃)
・裏面左側余白 ○
・裏面左側裏書欄加刷(6欄) ○
・裏面左側裏書欄加刷(4欄)
・裏面改正(裏書欄印刷)
茶色版(明治10年)
・茶色版 ○