印紙・証紙類のミュージアムです。サブコレクションとして丸一印、ロシア帝国切手、外国切手のコレクションルームも用意しています。
蠶種印紙
生糸印紙・繭印紙・真綿印紙
手彫証券印紙
煙草印紙
賣藥印紙
訴訟用印紙
凸版型証券印紙(菊型印紙)
登記印紙
骨牌印紙
戦前収入印紙
戦後収入印紙
戦後目的別印紙
日本政府証紙類
電信切手
鉄道運送証票
封緘紙
外邦・外地収入印紙類
税印・界紙等
地券
収入証紙類
〈収入証紙類〉分室 市区町村の収入証紙類
蚕関連証紙類
民間証紙類(シンデレラスタンプ類)
公式シール・複十字シール・愛盲シール類
売薬関連証紙・封緘紙
模擬切手・印紙類
印紙類見本券
印紙消印集
国民年金印紙 消印集
印紙・証紙類資料室 I
印紙・証紙類資料室 Ⅱ
サブコレクション 二重丸印
サブコレクション 丸一印
サブコレクション 戦前日本切手
サブコレクション 戦後日本切手
サブコレクション ロシア帝国・白軍切手
サブコレクション モンテネグロ公国・王国の切手
サブコレクション 外国切手
サブコレクション 紙幣
紙もの類
外国の税制に倣って日本でも印紙税を導入することとなった。その際に発行されたのが手彫証券印紙である。同時期の桜切手とデザインが似ており、四隅に桜が描かれているのが特徴である。
第一次から第五次までのシリーズがある。
なお、手彫印紙、桜印紙、桜証券印紙とも。ただし近年は桜印紙、桜証券印紙という名称は廃れつつあり一般的な呼び名ではない。
第一次:一銭、五銭、十銭、二十五銭、五十銭、一円
第一次小型改正:二十五銭、五十銭(未発行)、一円
第二次:五銭、十銭、五十銭、五円、二十円
第三次:一銭、五銭、十銭、二十五銭、五十銭
第四次:一銭、五銭、十銭、五十銭、一円、五円、二十円
第五次:一銭、五銭、十銭、二十五銭、五十銭、一円
手彫印紙を専門に展示なさっている非常に興味深いミュージアムがあったので紹介。リンク先のミュージアムでは手彫印紙の貴重な使用例やエラー印紙などが展示されており、中でも電胎版一銭(第五次)のプレートリコンストラクションは圧巻である。手彫印紙の世界に引き込まれたい方は当コレクションルームよりもリンク先のミュージアムを訪ねる方が良い。
https://muuseo.com/unechan
売薬印紙とは薬の販売に課税された売薬税用の印紙である。
初期の売薬印紙税規則で定められた売薬税は一銭までが一厘、二銭までが二厘、三銭までが三厘、五銭までが五厘、十銭までが一銭、そして十銭以上は五銭毎に五厘が課税されるというものであった。
余談ではあるが、売薬印紙が廃止されて売薬税が収入印紙を以て納められるようになっていた明治38年(1905年)に新たに売薬税法が定められ、薬の売価の一割の金額が課税されるようになった(売価が厘位のものは一銭に繰り上げて計算)。
売薬印紙には目打有、無目打、帯型の三種類に分けられる。無目打には四銭が存在するが、これはエラーと考えられており入手は非常に困難である。当ミュージアムも所持していない。
明治初期に江戸時代には無税地であった都市部も税制の公平性等の観点から課税対象となり、また江戸時代の田畑永代売買禁止令が廃止され都市部以外の郡村地において土地の売買が可能となりその土地の所有権の異動を把握する目的から最初の地券「壬申地券」が発行された。その後、明治6年に地租改正条例が発布され、地券制度も大きく改められた。それに伴い「地券之証」が発行された。明治8年には印刷局(当時は紙幣寮刷版局)製の統一地券が全国で導入されたが、一部の県では統一地券導入後も暫定地券が用いられた。
ここでは主に統一地券を集める。
統一地券分類
所蔵状況
青色版(明治8年発行)
○銘版無し(極初期のもの)
・裏面左側余白
○銘版有り(明治9年頃)
・裏面左側余白 ○
・裏面左側裏書欄加刷(6欄) ○
・裏面左側裏書欄加刷(4欄)
・裏面改正(裏書欄印刷)
茶色版(明治10年)
・茶色版 ○