Parisite 0.711ct

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<鉱物の説明>
パリサイトは和名を糸石と言う。
エメラルドで有名な、コロンビア・ムゾー鉱山から産出され、所有者J.J.Parisに因んで名付けられたようだ。
内包物が多く、透明度が高い物は少ないようだが、ルースの切り出し方によっては無い訳ではなさそう。
微量元素にネオジムが含まれると分類表記上、パリサイト(Nd)とかになる様だが、基本パリサイト(Ca)だと思われる。

硬度は鉱物としては高くはなく、劈開もバッチリ存在する為、
意外にもルース加工された物は少なくなる。
ただミネラルショー等の催しでは普通に見る事が出来るレベル。
屈折率は上下幅が大きいが、クリソベリルと同等クラスも存在するという高さで、
割かし優秀な気がしなくもない。

<鉱物データ>
分類   炭酸塩鉱物
化学式   Ca(Ce,CO)₂(CO3)₃F₂
結晶系   単斜晶系
へき開   完全
モース硬度   4
光沢   ガラス、樹脂、脂肪光沢
色    茶色、橙色、黄色
条痕   白色、黄色
屈折率   1.670-1.775
比重   4.33-4.39

<その他コメント>
こちらの掲載したパリサイトは、
東京で開催されていた合同個展にて、販売されていた複数の商品の中で、
「大きさ、透明度、値段」を総合的に考えた上で選んだ。
0.1代の非常にクリーンな子が居たが、標本としたらこれ位の大きさが良いだろう。

購入するにあたって、
非常にクリーンなルースを求めなければ、そこまで苦労する物ではない気がする。
値段もマニア向け鉱物としては寧ろ安い方。
内包物、色、値段の兼ね合いで入手すると良い。。

参考文献(敬称略)
PatrickBoillot https://www.patrickvoillot.com
糸石 https://itoishi.com

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