The 50 Guitars of Tommy Garett Go South of the Border Vol.2

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1枚目がビルボード・アルバムチャート36位と善戦し、気をよくしての2枚目です。メロディ・パートは引き続きローリンド・アルメイダ。しかし、1枚目同様ほとんど目立ったことはしていません。
 ですが、音(ギター)全体を包み込むエコーというか、最近はやりの言葉で言うと「空気感」が大変心地よく感じられます。その「空気」に感情を感じる私です。録音に力が入ってるなあ。さて、アルメイダ氏がここでは短いライナーを担当し、このアルバムでのギターの使用法について解説をしておられます。これが50ギターズの基本路線だと思いますので、つたないながら訳しておきます。
 「このアルバム、及びこの前のアルバムではさまざまなタイプのギターの特質が活用され、素晴らしい効果を上げています。例えば、アメリカ風の(ピックで弾く)ギターは2つのセクションに別けられています。片方のパートはベーシック・リズムを形作る演奏をしています。それらは、対位旋律、言い換えると「背景」を演奏する反対側のギターと対照をなすのです。深みを与えるために、これらの楽器にはギタロネと呼ばれるメキシカン・ベース・ギターのセクションが加わっています。前面にはクラシック・ギター(指で弾くもの)が配置され、メロディやソロ、時には対位旋律を担当します。」
 ということで、50台とまでは行かないまでもかなりの数のギター&ギタリストが参加しているものと思われます。ちなみにこのギターはすべてギブソン社のご提供によるものだそうです。

Side A
01 Alla En El Rancho Grande
02 Mexican Rose
03 Cielito Lindo
04 Fantasia Mexicana
05 Magic Is The Moonlight
06 Malaguena

Side B
01 Mexican Hot Dance
02 Amor
03 Estrellita
04 Green Eyes
05 La Paloma
06 Vaya Con Dios

1961 / Liberty Records (LSS 14016)

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