赤銅鉱 (cuprite) 亀山盛鉱山 #0652

0

緑色の銅の2次鉱物に囲まれている赤黒く光った部分が赤銅鉱です。銅の重要な2次鉱物で、主として銅鉱脈の酸化帯に孔雀石、褐鉄鉱などとともに産出します。この標本は裏面が切断研磨されています。

亀山盛(きさもり、きさんもり)鉱山は中温熱水鉱床で、江戸時代から鉛山として稼行され、近代は三菱鉱業により銅・鉛・亜鉛等が採掘されていましたが、1942年(昭和17年)に休山しました。当鉱山跡は銅や鉛の二次鉱物が採集できることで知られています。

Default