濃紅銀鉱 (pyrargyrite) 根羽沢鉱山 #0186

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銀黒縞の明瞭な石英母岩上に濃紅銀鉱が観察できます。

根羽沢鉱山は浅熱水性鉱脈鉱床で、1902年(明治35年)の根羽沢の支流大ナギ沢における含金銀石英脈の露頭の発見をその端緒としています。1939年(昭和14年)に三菱金属(株)によって本格的な探鉱・開発が始められ、1942年(昭和17年)から本格操業に入りましたが、翌年には急拠金山整備令により休山となりました。1961年(昭和36年)に至り三菱金属(株)の子会社である荒川鉱業(株)により鉱山が再開されましたが、1971年(昭和46年)に閉山しました。

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