葉銅鉱 (chalcophyllite) 日光鉱山 晃盛坑 #0452

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葉銅鉱は少量のアルミニウムを含む銅の含水塩基性硫酸塩砒酸塩鉱物の一つです。六角板状の晶癖を持ち、雲母のような劈開をすることから雲母銅鉱とも呼ばれています。

日光鉱山は前身となる鉱山が1904年(明治37年)に発見され、1906年(明治39年)に露頭を採掘し天頂鉱山と称しましたが1919年(大正8年)に休山しました。1928年(昭和3年)に久原鉱業が買収し栃木鉱山と改称、更に1932年(昭和7年)には久原鉱業が日本鉱業と改称し、日光街道の北側にあった栃木鉱山と、買収した日光街道南側にあった日光鉱山と合わせて日光鉱業所とし、銅のほか金、銀、鉛、亜鉛を採掘しました。1962年(昭和37年)に日光鉱業所は日本鉱業から分離され日光鉱山となり、1975(昭和50)年に閉山しています。

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