錫石・水晶 (cassiterite/quartz) 高取鉱山 #0240

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水晶のトッコ上に錫石の結晶が散在しています。1~2枚目は背景をソフトウエア処理しています。

高取鉱山の歴史は古く、1590年(天正18年)頃に鉱山東方の沢で砂錫が発見され、江戸時代には 「錫高野(すずごや)」として栄えました。1908年(明治41年)に鉄重石(タングステン)の露頭が発見され、以来錫-タングステンの気成鉱床として池内鉱業、三菱鉱業、荒川鉱業が採掘しました。大正~昭和年間に市況低迷による3回の休山を経て1967年(昭和42年)に千歳鉱山(株)に鉱業権が移りましたが、1986年(昭和61年)に休山しました。

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