- SHM Museum
- 20F その他テクトケイ酸塩鉱物
- アウィン0.236ct
アウィン0.236ct
ドイツのアイフェル高原産。アフガニスタンのラピスラズリが出る地域でも産出しますが、カットされ得る単結晶としての産出はアイフェル産のみとなります。
これまでに数多くのアウィンを見てきましたが、大きいものは高価だったり、カットが甘かったり、脆さを補うために樹脂が含浸されていたり、色が薄かったり…等で何らかの瑕疵が気になるものばかりでした。
アウィンは0.2ctを超えればラージストーンです。価格も極端にあがります。
この石はアウィンにして最高の色合い、深みのあるブルーです。目立つ瑕疵が一切なく、見つけた瞬間「これしかない!」と確信して入手した石。本来なら絶対に手が出せない価格なのですが、かなり安くしていただきました。
なお、最近アウィンやペツォッタイト、パライバトルマリンに多いとされる樹脂の含浸処理はなされていません。
➡︎アウィンは長波紫外線を照射すると蛍光するものが多いですが、当該石は蛍光しません。蛍光する/しないの区別はちょっと分からないです。
鉱物名:アウィン
宝石名:アウイナイト
組成:(Na, Ca)4-8Al6Si6(O, S)24(SO4, Cl)1-2
重量:0.236ct
産地:Eifel, Mayen-Koblenz, Landkreis, Germany
鑑別:日独宝石研究所