18 クリオロフォサウルス (Cryolophosaurus) 上(英語版)下(日本語版)

0

クリオロフォサウルス
 獣脚類/テタヌラ類/アヴェテロポーダ類
 1億9,500万~1億9,000万年前
 体長:6m/名前の意味:凍った鶏冠を持つトカゲ
 産出地:南極

南極産の中型獣脚類。南極点からわずか400kmほどの距離にあるカーク・パトリック山から、まさに凍り付いた状態で
化石が発掘された。目の上の涙骨から真上に伸びた前向きの鶏冠(とさか)が最大の特徴。
トレードマークともいえるこの鶏冠が、伝説のロックンロール・ミュージシャンエルヴィス・プレスリーの髪形に似ていることから
「エルヴィスサウルス」の愛称も持っている。鶏冠は武器にするには薄くてもろ過ぎたようで、繁殖期に異性にアピールするために
使ったと考えるのが妥当だろう。だとしたら、オスとメスの両方に鶏冠が生えていたのか、それとも一方だけだったのか、こうした疑問に答えを出すためには、一頭だけではなく、より多くの化石が発見されるのを待つしかない。現在の鶏のように鶏冠の形状が派手なのがオスで、地味なのがメスくらいの想像はしてもよかろうけど。
南極は当時、オーストラリア大陸と陸続きで、赤道に近く、現在よりも気候も穏やかであったとされている。 無理して羽毛をはやす必要もない恐竜だと思うけどなァ。

解説一部参照

Default