29 -ギガノトサウルス (Giganotosaurus) 上(英語版)下(日本語版)

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ギガノトサウルス 
 獣脚類/テタヌラ類/アヴェテロポーダ類/体長:14m/名前の意味:巨大な南部のトカゲ
 1億1,200万~9,900万年前/原産地:アルゼンチン

南アメリカ産の大型獣脚類。 これまで見つかっている化石は全身の50%弱だが、大きな大腿骨は、最大と思われていたティラノサウルスのものよりも5cmほど長く、1995年にギガノトサウルスを記載した関係者たち尾は、最大(最長)の肉食恐竜を発見したと確信していた。復元骨格は全長14mにもなるが、その頭骨は実際よりも30cmほど長く、復元されてるといわれている。大きさの割にはきゃしゃな恐竜であったようで、獲物の肉を噛み砕くのではなく、ナイフのように薄くする度ぴ派で肉をそぎ取って食べていたようだ。
集団生活を証拠づけるボーンベッド(骨層)も発見されているが、脳が小さいことから大型の獲物を集団で襲うようなコミュニケーションの能力があったかどうかは疑問である。

私見では頭部後方の不自然な長さは、この恐竜を描くのに生き物としての不自然さにつながっている。獣脚類の頭部を数えきれないくらい描いていて、この恐竜の頭部の復元画像を描くとき、その頭骨のフォルムをある程度無視して描く必要が今もある。30センチとはそれほどの不自然さを生む。尻尾ならいいんだけどね。

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