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Spark 1/43 ポルシェ 911 RSR #911 (test)
ポルシェ 911 RSR No.911 test 2019年7月、WECとIMSAにGTEマシンを送り込むポルシェ陣営はグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて前年型のマシンを発展させた新型のポルシェ 911 RSRを公開、全体的なルックスはほぼ同じではあるがフロントバンパーには補助灯が備えられ特徴的なリア周りはリファインされスッキリとした印象となった。 ドライブトレインはポルシェらしい水平対向エンジンはそのままに排気量が4リッターから4.2リッターに拡大されパワーアップしパワーバンドにも自由度が出たという、更にこれまでリアに通されていたエキゾーストはリヤのホイールハウス前方に移され、コンパクトに且つ軽量化を実現しディフューザーに干渉するパーツが無くなった事によりリアの空力開発の自由度が増した。 また、耐久レースを戦う為にキャビンの居住性やインパネの配置など24時間レースを始め長時間のレースを走り抜く為にサバイバリティも向上させる工夫が凝らされ外装とは裏腹に内部面はフルモデルチェンジとも言える進化を果たしている。 ポルシェ 911 RSRの新型はシーズン開始前にポールリカールへと持ち込まれテスト走行に励んだ、そこにはIMSAで活躍する北米方面のチームも合流していたという。 モデルはスパークのポルシェ特注品、日本にも少々入荷はしたが主に海外で販売されたモデルだが国内のコレクターが海外より個人輸入をしておりネットオークションを始め見かける機会はかなり多い、値段は特注品なりに少々高め。 更に、このモデルはスパークではあるもののいつものレジン製品ではなくダイキャストで制作されている為手に取ってみるとズッシリと重量感がある、2020年のル・マンでは917を模したレトロリバリーでの参戦となった為、このワークスカラーは現状ではこの特注品だけである。 #1/43 #spark #ポルシェ
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hpi-racing 1/43 トヨタ TS020 (black edition)
トヨタ TS020 hpi officialweb black edition 静岡県浜松市に会社を構え、その高いクオリティに定評のあるhpiがリリースしたTS020のオフィシャルウェブサイト限定のTS020、一見すると本物のテストカーの様ではあるがブラックエディションというhpi独自のオリジナルモデル、ちなみに300台限定でネット通販でのみ販売したらしい。 モデルはボディからハチマキまでマットブラックで仕上げられており赤いイメージの強いTS020においては異彩ではあるが照明を鈍く照り返すボディワークの美しさが浮き出る1台、ちなみにルーフ上のエアスクープ、リアウイング、フロントカウルの一部がカーボン調に仕上げられていてより一層現実味のあるデザインになっているのがなんとも嬉しい1台だ。 ちなみにこちらは1999年仕様の正式にプロトタイプカーへと昇華した方のTS020であり、同じ単色仕上がりのバレンシアテスト仕様と比べると仕様の違いが見られる、ただの黒塗り仕様かと思いきや、一部をカーボン調にしたり黒いハチマキを残したりと限定品らしいhpiの細かな気合の入れ方を感じ取る事ができる、売れ行きは同時期に発売されたweb限定品に比べ緩やかであったらしいが、無事に完売したそうだ。 黒塗りのTS020と言えば、グランツーリスモ4の中古車に現れる隠し車両を思い浮かべる人も多いかと思うが、あちらはハチマキが文字無しの黒でノーズのトヨタのエンブレムが赤色となっているので仕様が違う、ちなみにミニチャンプスがミニカーファン限定品としてグランツーリスモコラボを出していた。 #トヨタ #1/43 #hpi-racing #ミニカー
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hpi-racing 1/43 トヨタ TS020 (test)
トヨタ TS020 カルロ・サインツ 1998年ル・マンで開戦する大手5大ワークスによる世界大戦を圧倒する為に制作されたトヨタのモータースポーツ史上を語る上では欠かせない1台、こちらは1998年にバレンシアサーキットにて実施された開発テストに使用された。 TS020はGT1規格のマシンとして開発されていたが、当時ヨーロッパをメインに開催されていたFIA-GT1へは参戦せず、ル・マン参戦の為に製作されこのマシンは当時プロトタイプカーに片足を突っ込んで居たようなGT1規定を徹底的に読み込んだ上で設計され、一番最初にシェイクダウンしたのがこのテストカー(LM801)であった、バレンシアでのテストにドライバーとして参加したのがWRCでトヨタのセリカなどで幾多の勝利を掲げて来たカルロス・サインツであり、TS020デビューに向けての熟成が進められた。 テストカーはスポンサー類のステッカーは一切無く、デカールの類はハチマキとタイヤレターだけであり赤一色でペイントされたこのマシンは巨匠、アンドレ・デ・コルタンツにより作り出されたGTマシン離れしたボディデザインが良くわかる1台となっている、ちなみに赤一色のTS020と言えばロードカー仕様が思い浮かぶが、実際にナンバーを取得したロードカーはシャーシナンバーLM803でありホイールやマフラーに差異がある。 モデルはhpi製で、TS020を連続してリリースしていた時にいっしょに世に送り出されたもの、TS020の1/43と言えば古いオニキスを始めアルタヤ(ixo)、ミニチャンプスや書籍のデル・プラド、ハイスピード、今ではスパークなど数々のメーカーがリリースしているが中でもhpiのTS020が一番安定的なクオリティを持ってるんじゃないかと個人的には思う、『赤き艦隊』を象徴する赤色の発色も深みが良く再現されており本戦仕様とは違う際立ったカッコ良さを持っている、ネット相場では比較的安価に入手する事ができるのでGTとプロトタイプの狭間で生み出されたこのマシンをぜひとも手に取ってもらいたい。 #トヨタ #1/43 #hpi-racing #ミニカー
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Spark 1/43 ダラーラ P217 (M191) #29
ダラーラ P217 No.29 フリッツ・バン・イヤード / ギド・バン・デル・ガルデ / ニック・デ・フリーズ 2019年のル・マン、スーパーシーズンとしては2回目のル・マン24時間レースに参戦したレーシングチームネダーランドのダラーラP217、2018年仕様と同じマシンではあるが、カラーリングが過去にF1に参戦していたミナルディM191のカラーリングを落とし込んだレトロリバリーとなっている。 これまで黄色が主体だったネダーランドのチームカラーに黒が多めとなり、全体的にマットカラーとなりグッと引き締まった印象となっている、もちろんタイトルスポンサーのJUMBOのデカールもM191のカラーリングを損なわない用に配置されていて整っていて非常に渋い仕上がりとなっている。 2018年のル・マン24時間レース以降、長年フリッツ・バン・イヤード氏と組んできたヤン・ラマースがレギュラードライバーから退き、新しくFIA-F2等で大活躍するオランダ人の若手ニック・デ・フリーズがレギュラードライバーとしてラインナップされている、これによって前年と比べプラチナ、ゴールドとドライバーの布陣が整いニック・デ・フリーズの加入はチームとしての大きな戦力底上げとなった。 予選では3分27秒107の平均タイムにより総合16位、クラス8位のポジションを手に入れた、ちなみに公式予選でネダーランドがマークしたタイムは前年の記録された平均タイムより1秒近く短縮されるものとなり、チームとしての戦闘力が確実に向上している事を示していた、周りはTDSやGドライブやユナイテッドオートスポーツなどの強豪チームが肩を揃えており、上位陣からのスタートは今年度のル・マンにおける期待を集めていた。 決勝ではスタートダッシュに非常に強いギド・バン・デル・ガルデが担当し、スタートして早々に前方のマシンを次々とオーバーテイクしレースが1時間と経過する頃には3位に浮上し激しくバトルするTDSとGドライブに割って入り驚異的な追い上げとバトルを展開、「ダラーラであることはハンデだ」そんな事を日本の実況・解説陣に言われていたネダーランドですがその後も一線級の力を持つドラゴンスピード等のオレカを使用する強豪チームと互角かそれ以上のバトルを繰り広げていたが、3時間が経過し天候が晴れ始めた頃に右のリアがバースト、軽度ではあるものの損傷を負いポジションを落としてしまう事となった。 レースに復帰したネダーランドはクラス15位までポジションを落としてしまったものの順調にルーティンをこなして行きラップを重ねて行くがレースが21時間を経過した頃に高速で進入する右コーナーのアルナージュコーナーにて姿勢を乱し激しくタイヤバリアに突っ込む大クラッシュを起こしてしまい、一時はドライバーが降りる等のシーンがありあわやリタイアかと思われたが、驚くことにダラーラは自走可能でありグシャグシャに大破した痛々しいフロントパーツを引きずりながらピットを目指した。 フロントセクションは大破しフェンダーは見る影もなく吹き飛びタイヤはあさっての方向を向いてしまっていたが、それにも関わらずダラーラP217は潰れたパーツを切除する程度の応急処置によりピットへ帰還を果たしピットクルーの懸命な修復作業によって作業開始から1時間が経過する頃には元通りになっており、完走に向けて残りの2時間を走る為にレースに復帰し無事に総合26位にて完走を遂げた。 上でも紹介した通りスーパーシーズン1回目のル・マンの時に比べカラー調がマットになり、ミナルディM191を模したカラーリングの為パッと見でフォーミュラマシンのようなシルエットになっていて引き締まった雰囲気が非常に格好良い、特徴でもあるJUMBOのマークも黒の影が入りよりハイビジリティな感じとなっている。 こちらは元ネタの為かF1の1/43系をメインに集めている方でも買っている方が多く見受けられ、モデル化されたダラーラP217の中では一番人気が出ていたのではないかと思われる、スパークからのリリースが非常に速かったのも有難かった。 個人的なお話ではあるが、私がプロトタイプカーの中で最もお気に入りでもありプロトタイプカーのフロアのサムネイルに採用させて貰っている。 #ダラーラ #1/43 #spark #ミニカー
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Spark 1/43 ダラーラ P217 (LDF) #29
ダラーラ P217 No.29 フリッツ・バン・イヤード / ギド・バン・デル・ガルデ / ヤン・ラマース 2018年ル・マン24時間レースに参戦したレーシングチームネダーランドのダラーラP217、前年に引き続き同じマシンでのエントリーだが前年で使われなかったハイダウンフォース仕様のフロントカウルが装備されていて特徴的な顔つきとなっている。 2017年ではELMSからの遠征組としてル・マンに参戦枠をとっていたが、2018年よりELMSからWECへのフル参戦へと移行し世界戦を渡り歩くことになった、ちなみにLMP2に参戦しているマシンはこのネダーランドのダラーラP217とラルブルコンペティションのリジェ JS P217を除き他は全てオレカ07であった。 18年からはWECに参戦という事でドライバーが一人追加され、新たにF1ドライバーのギド・バン・デル・ガルデが加わり加入直後の開幕戦スパ6時間にて他チームのオレカをバッタバッタと抜き去っていく過激なオーバーテイクショーを演じ一時は独走態勢を見せてしまうほどのF1ドライバーらしい速さと強さを見せ付けた、惜しくもオルタネータートラブルにより下位に沈んでしまったがスーパーシーズンへの期待は高まった。 シーズン最初の山場となるル・マンでは予選にて3分28秒でクラス14位、総合で23位というポジションに付けており22位には同じダラーラを扱うチェティラ・ヴィロルバ・コルサが付きダラーラが2台並んだ、また前年は上位がオレカの独占であったが18年はユナイテッドオートスポーツやパニスバルテズのリジェが上位に割って入ったりと混戦模様となっていた。 決勝では夜間走行中のヤン・ラマースのスティント中にエキゾースト部分から発火し、炎上してしまうのかと思われたがピットまで戻る事ができ事無きことを得た、出火の原因はエキゾースト部分にゴミが付着し熱で燃えたのであった、そのトラブルを除けば大きな事故等は無くネダーランドのダラーラは無事に完走を遂げ、62歳という高齢ながらも過酷な耐久レースにチャレンジしたヤン・ラマースは一線を退いた。 前年のダラーラP217に比べて、ガラッと印象が変わったローダウンフォース仕様のダラーラは少し低くなり前方に大きく伸びたフロントカウルが非常に特徴的であり、当時からトレンドとなっていた空気を左右に分けて処理する船底型のフェンダーが採用され直線スピードの確保とストレートの安定性向上に貢献し、サイドポンツーンやリアセクションもデザインが変更されており、スパークモデルでもそこはしっかりと抑えられている。 #ダラーラ #1/43 #spark #ミニカー
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Spark 1/43 ダラーラ P217 #29
ダラーラ P217 No.29 ルーベンス・バリチェロ / ヤン・ラマース / フリッツ・バン・イヤード 2017年ル・マンに投入されたイタリアの名門ダラーラが供給した新規格のLMP2マシン、29号車はオランダ国籍のレーシングチームネダーランドが投入したマシン。 もともとレーシングチームネダーランドは欧州方面のヨーロピアンル・マンシリーズ(ELMS)に参戦しており、2017年に新規格のLMP2マシンのオレカ、ダラーラ、リジェ、ライリーが供給され始めるとネダーランドはダラーラP217を使用し、ELMSで戦うこととなりその遠征チームとして2017年のル・マンの参戦権を手に入れた。 タイトルスポンサーとしてフリッツ・バン・イヤード氏が経営するオランダの大手スーパーマーケットのJUMBOが付いており、社長であるフリッツ・バン・イヤード氏もジェントルマンドライバーとしてレースにチャレンジしている、またオランダ人ドライバーで固めるのがこのチームの特徴でもあったが17年のル・マンではF1ドライバーのルーベンス・バリチェロがゲストとして参加している。 ダラーラP217はフロントカウルとリアセクションにそれぞれ空気抵抗を大きくしコーナリングスピードを稼ぐハイダウンフォース仕様と空気抵抗を限りなく小さくしてストレートスピードを稼ぐローダウンフォース仕様が存在し、テスト日ではローダウンフォース仕様を使用して走行する場面も見られハイレベルなストレートスピードを発揮したものの、あまりのダウンフォース不足にダラーラを使用する全チームは最終的にハイダウンフォース仕様に落ち着いた。 F1ドライバーのルーベンス・バリチェロをエースとしてル・マンでも優勝経験を持つヤン・ラマースとドライバーネームとしては豪華ではあったがバリチェロはまだしもヤン・ラマースは60を越える高齢ドライバーであり既にジェントルマン枠となりドライバーラインナップとしては他チームに見劣りするものとなった。 2017年のLMP2事情と言えば、ELMSではオレカ、リジェ、ダラーラの三つ巴だったがWECではオレカ一色に染まり6時間と言えど凄まじい乱闘が頻発しておりLMP2は激戦模様のクラスとなっていた、ル・マンの予選では大方の予想どおりLMP2の上位はオレカによって独占状態でありネダーランドは総合23位の予選ポジションとなった。 2017年と言えばLMP1の全てのマシンが大きなトラブルに襲われる等、近年では最も荒れたと行ってもいい24時間レースとなっており、ネダーランドはバリチェロがドライブする為、話題性こそはあったものの速さを欠いていたが、そんな混乱を乗り切り総合13位、クラス11位として完走するという健闘を見せた。 こちらは通常品としてリリースされたダラーラP217の本戦仕様、同時期に展示を始めた特注仕様のネダーランドとの違いはホイールの色くらいか。 17年モデルはスパークとしては珍しくリリースまでに1年以上かかったモデルでありマシンとしての知名度が低かったかLMP2の人気が低かったのかネットショップ等で品切れとなるのに長い時間がかかっていた。 ハイダウンフォース仕様のスマートな顔立ち、整ったボディラインなどなど完成度も高く、私の一番好きなマシンであるが故にドンドンオススメしていきたいモデルの1つではあるがヘッドライトのカバーがズレている個体がちらほらある様なので注意が必要。 #ダラーラ #1/43 #spark #ミニカー
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Spark 1/43 ダラーラ P217 (Test) #29
ダラーラ P217 No.29 ルーベンス・バリチェロ / ヤン・ラマース / フリッツ・バン・イヤード 2017年ル・マンに投入されたイタリアの名門ダラーラが供給した新規格のLMP2マシン、29号車はオランダ国籍のレーシングチームネダーランドが投入したマシン。 もともとレーシングチームネダーランドは欧州方面のヨーロピアンル・マンシリーズ(ELMS)に参戦しており、2017年に新規格のLMP2マシンのオレカ、ダラーラ、リジェ、ライリーが供給され始めるとネダーランドはダラーラP217を使用し、ELMSで戦うこととなりその遠征チームとして2017年のル・マンの参戦権を手に入れた。 タイトルスポンサーとしてフリッツ・バン・イヤード氏が経営するオランダの大手スーパーマーケットのJUMBOが付いており、社長であるフリッツ・バン・イヤード氏もジェントルマンドライバーとしてレースにチャレンジしている、またオランダ人ドライバーで固めるのがこのチームの特徴でもあったが17年のル・マンではF1ドライバーのルーベンス・バリチェロがゲストとして参加している。 本戦仕様とは違う黄色いホイールが装着されているこの29号車は公式練習にて投入されたモデルでELMSの時に使用していたボディと同色のホイールが使用されているのが特徴でこちらは通常販売品では無く、ネダーランドのチーム特注品であり謂わばオランダ限定のアイテムと言うべきか国内では入手困難・・・というのを超え不可能なモデルである。 一応、リリース当初はチーム直販でのみ購入可能だったらしいが、現在は完売となっておりe-bey等の海外サイトから輸入を狙うしか無いレアモデル、当ガレージは基本的に全て開封してガラスケースに飾るので開封用と未開封用を気合で入手した。 #ダラーラ #1/43 #spark #ミニカー
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Spark 1/43 ポルシェ 911 GT3 R (Gen.2) #1
ポルシェ 911 GT3 R (Gen.2) No.1 リカルド・リエツ / フレデリック・マコウィッキ / パトリック・ピレ / ニック・タンディ 2019年ニュルブルクリンク24時間耐久に参戦したポルシェ系最強のチームとも言えるマンタイレーシングの最新型のポルシェ 911 GT3 R、911号車には"Greeno"の愛称が付けられている、マシンカラーのグリーンとイエローを合体させた名前。 前年の2018年に緑の地獄と謳われるニュルブルクリンク24時間にてマンタイレーシングは果敢なバトルを展開し終盤にメルセデスよりトップを奪取、そのまま王者に輝いた、ポルシェ陣営は2連勝をモノにするべく18年型のジェネレーション1を発展させたジェネレーション2を投入しワークスチームのマンタイレーシングを始めフリカデリやファルケン等にも供給していた。 前年、ブラックファルコンのAMGを退け優勝に輝いた912号車は今年は王者の証である1号車となり前年と同様、911号車と共に2連覇を目指しドライバーラインナップも911号車同様にワークスのエースドライバーが揃えられた、しかし911号車は予選で3位を獲得するも1号車は7位とあまり振るわず少しばかり沈んだ位置からのスタートとなった。 長いフォーメーションラップを終えシグナルがブラックアウトした瞬間、1号車は他を圧倒するかの如く好スタートを決めニュル24時間耐久では恒例の1コーナーの大混雑をコースをはみ出しながらもアグレッシブに攻略、一気にAMGとアウディを1台ずつかわしポジションを2つも跳ね上げさせ更に前に行かんと同じポルシェのフリカデリに対してもスタートの混乱を利用してテール・トゥ・ノーズに持ち込む、2周目に入った1コーナーにてこれを更にパスし前年の王者はどんどんポジションを上げていくが緑の地獄はそれを許さず、1号車はタイヤのパンクに見舞われ後退。 その後は911号車と2号車のバトルがクローズアップされ1号車はひっそりと周回を重ねていたがそのペースだけは目を見張るものがあり病み上がりながらも快走を見せる911号車とほぼ同じペースで猛烈な追い上げを見せていたが、惜しくもクラッシュにより戦線を離脱している。 モデルは毎年ニュルに参戦しているマシンに力を入れているスパークであり、リリースはジェネレーション2の中ではかなり遅い方に入る。 マシンの愛称の通り、黄色が基調の911号車に対してこちらの1号車は明るい緑を基調としていて特徴的な矢印の束は911に対して半転色となっていて実にチームカラーらしくまとめられている、911号車では気になるポイントだったホイールのカラーリングもこちらは黒となっておりよりスタート時の仕様に近いものとなっている、こちらも日本には長いこと入荷しておらず、911号車と同じく海外からの直輸入によって入手。 #1/43 #spark #ポルシェ
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Spark 1/43 ポルシェ 911 GT3 R (Gen.2) #911
ポルシェ 911 GT3 R (Gen.2) No.911 アール・バンバー / ミカエル・クリステンセン / ケビン・エストレ / ローレンス・ヴァントール 2019年ニュルブルクリンク24時間耐久に参戦したポルシェ系最強のチームとも言えるマンタイレーシングの最新型のポルシェ 911 GT3 R、911号車には"Grello"の愛称が付けられている、マシンカラーのイエローとグリーンを合体させた名前。 前年の2018年に緑の地獄と謳われるニュルブルクリンク24時間にてマンタイレーシングは果敢なバトルを展開し終盤にメルセデスよりトップを奪取、そのまま王者に輝いた、ポルシェ陣営は2連勝をモノにするべく18年型のジェネレーション1を発展させたジェネレーション2を投入しワークスチームのマンタイレーシングを始めフリカデリやファルケン等にも供給していた。 911号車は最新のパッケージと共にポルシェの代表的なワークスドライバーが顔を揃えており、前年にも増して最高の状態でワークスチームがひしめくSP-9クラスを圧倒せんとエントリーした、予選ではフロントローをメルセデスに抑えられてしまうものの911号車が3番手に付けており、決勝が始まるとアグレッシブな走りでメルセデスを猛追、2位を奪わんと果敢に追い上げディッティンガーヘーエにてスリップストリームを使いAMGをオープニングラップで料理、更にトップで逃げるAMGの2号車にも喰らいつきこの2台はピットストップやイエローフラッグがでるタイミングなどで順位を入れ替えながらトップを争っており、スタートから7時間を経過してもその差は10秒程度という僅差でレースを争っていた。 夜間走行に入るとトップを守っていたAMGが周回遅れのGT4マシンと接触、脚回りに深刻なダメージを負ってしまい優勝戦線から脱落しこのアクシデントによって911号車がトップに立つ、その後911号車は順調に周回を重ね24時間の長丁場も終わりが見えてきたところでレースは急展開を迎えてしまう。 トップを快走していた911号車はなんと黄旗区間での違反行為があったとして5分間のピットストップを課せられてしまい、後方からひたひたと追撃していたアウディに先を行かれてしまう、ピットストップを消化しアウディ追撃の為にハードにプッシュするも届かず911号車は2位にて完走を遂げている。 しかし、2019年のニュルはここでは終わらなかった・・・なんと、2位で完走ながらも強さを見せていた911号車はレース後の車検にて設定されたBoPよりも馬力が超過していたとされ失格の裁定を受けることとなってしまった。 モデルは毎年ニュルに参戦しているマシンに力を入れているスパークであり、リリースはジェネレーション2の中ではかなり遅い方に入る。 それどころか911号車はサンプルは出てくるもののリリースが非常に遅く年末に来てようやく海外の大手ショップに並ぶというスパークにしては異例の遅さが見られていた、あるところの情報によれば日本に入ってくるのはかなり遅れるそうで当ガレージでは海外からの直輸入によって一足先に手に入れた。 こちらは見慣れてしまったが、ジェネレーション2で当初より間違えられていたリアのホイールリムはそのままで、何故か本戦では黒ホイールだったのがブロンズカラーになっていて少々違和感のあるモデルである、とはいえ明るいカラーリングを施されたボディはジェネレーション2らしいワイド感が際立っておりやはりマンタイのポルシェがすごくカッコイイなっていう感想に落ち着く。 日本でも数ヶ月以内には入荷すると思われるが、人気チームのマンタイなだけに激しい競争が予想される。 #1/43 #spark #ポルシェ
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Spark 1/43 ポルシェ 919 HY #20
ポルシェ 919 HY No.20 ティモ・ベルンハルド / マーク・ウェバー / ブレンドン・ハートレー 2014年のル・マン24時間レースに投入された新規格のポルシェのハイブリッドプロトタイプカー、ハイブリッドのプロトタイプカーというメーカーとしては全く新しいチャレンジをする為、このマシンは「走る研究室」と呼ばれた雛鳥。 2011年、ポルシェは新開発のマシンをもって2014年のWECに参戦表明を発表し2013年のル・マンにてポルシェのエンブレムと共に「我々は戻ってくる」と英語で書かれた看板がテルトル・ルージュに建てられていて話題となっており、そのマシンは2013年にジュネーブ・モーターショーにてその姿を公開され、シャーシやボディの開発にはダラーラが関わっており、後に登場するダラーラ P217やキャデラックDPiと似通った特徴を持っている。 エンジンは2リッターのV型4気筒シングルターボを搭載し500馬力を発揮、ハイブリッド車として重要な回生システムはブレーキ時の運動エネルギー回生、エンジン排気の熱エネルギーを利用した回生、更に市販車で実用化されているタービン排熱によって回生され電力は搭載されるリチウムイオン電池に蓄電される、アウディはフライホイール、トヨタはスーパーキャパシタに蓄電し加速時にエネルギーを使用するタイプであり全く新しいタイプとなり、リチウムイオン電池であればドライバーの任意のタイミングでエネルギーを使用する事が出来、ポルシェの3重に備えられた回生システムと非常に相性が良く、エネルギー放電量は6MJとされた。 20号車は初陣となったシルバーストン6時間では速さこそトヨタには劣るものの最初のレースにしていきなり3位にて完走、表彰台を獲得したが次のスパ6時間ではライバルとのバトル中に軽い衝撃を受けたのみでコンピューターがセーフモードに入ってしまう等トラブルに見舞われ総合は23位となったがライバルと対等にバトルするシーンも見せ、その完成度は着々と高められていった。 そしてシーズンの大一番とも言えるル・マン24時間では予選で4番手を獲得、トヨタ・ポルシェ・トヨタ・ポルシェという順でグリッドに並ぶ形となり14号車と共にトヨタの3連勝阻止に意欲を見せた、決勝が開幕するとトヨタ7号車がレースをリードしトヨタ8号車を筆頭にポルシェがセカンドグループを形成、更にペースを上げてきた3台のアウディも入り混じっての大混戦となっていた、レースが1時間と経過した頃コース上では雨が降り出し雨量の多い区間にてトヨタ8号車がクラッシュ更に巻き込まれたアウディ3号車はそのままレースを去った。 レースが再開してからも混乱は続き、LMP2マシンやGTマシンのクラッシュにより再びセーフティーカーが導入され20号車はピット出口の赤信号で停止していたトヨタ7号車の前に出て遂にトップとなりレースが再開した後も1時間以上に渡りトップを守り続ける活躍をみせる、トヨタ7号車が前に出てリードをつけるものの7号車はル・マンの魔の手により夜明けを迎えることはできなかった。 これにより20号車は再びトップを走ることになるが残酷なル・マンの神様はそれを許さずイレギュラーのピットインやコースアウトにより生き残っていた2台のアウディに先行を許してしまう、後にピット作業により差で1周分アウディがリードを広げるもタービン関係のトラブルにより交換作業を余儀なくされる、それにより20号車は再び首位に出て優勝へと走り続けるもののゴールまであと2時間という所でスローダウン、ピットへ戻ることはできたがリタイアとなってしまった。 モデルはスパーク製、というか14年以降はスパーク以外ル・マンのモデルを出してないか。 個人的に2014年のLMP1のマシンでは一番完成度が高いんじゃないかな?・・・と、思う・・・実車の写真と比べて形が一番整ってて本気度を感じるね、いかにも見た目がポルシェって感じのフロントカウル、複雑なエラとかが一切無く整ったデザインのサイドポンツーン、綺麗な箱型をしたリアフェンダーとあまり冒険してないデザインが受け入れ安くてとても好感が持てる。 耳なし芳一よろしくボディ上面にビッシリと書かれた文字もデカールでしっかりと再現されているので眺めてて楽しい1台だ。
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Spark 1/43 ポルシェ 919 HY #14
ポルシェ 919 HY No.14 ニール・ジャニ / ロマン・デュマ / マルク・リーブ 2014年のル・マン24時間レースに投入された新規格のポルシェのハイブリッドプロトタイプカー、ハイブリッドのプロトタイプカーというメーカーとしては全く新しいチャレンジをする為、このマシンは「走る研究室」と呼ばれた雛鳥。 2011年、ポルシェは新開発のマシンをもって2014年のWECに参戦表明を発表し2013年のル・マンにてポルシェのエンブレムと共に「我々は戻ってくる」と英語で書かれた看板がテルトル・ルージュに建てられていて話題となっており、そのマシンは2013年にジュネーブ・モーターショーにてその姿を公開され、シャーシやボディの開発にはダラーラが関わっており、後に登場するダラーラ P217やキャデラックDPiと似通った特徴を持っている。 エンジンは2リッターのV型4気筒シングルターボを搭載し500馬力を発揮、ハイブリッド車として重要な回生システムはブレーキ時の運動エネルギー回生、エンジン排気の熱エネルギーを利用した回生、更に市販車で実用化されているタービン排熱によって回生され電力は搭載されるリチウムイオン電池に蓄電される、アウディはフライホイール、トヨタはスーパーキャパシタに蓄電し加速時にエネルギーを使用するタイプであり全く新しいタイプとなり、リチウムイオン電池であればドライバーの任意のタイミングでエネルギーを使用する事が出来、ポルシェの3重に備えられた回生システムと非常に相性が良く、エネルギー放電量は6MJとされた。 14号車は初陣となったシルバーストン6時間ではエンジントラブルによってリタイア、スパ6時間ではシルバーストンに続き悪天候に見舞われるも4位にて完走、熟成不足感を見せてしまう場面もあったがライバルの2メーカーと対等に渡り合う戦闘力を見せつける場面もあった。 いよいよル・マン24時間を迎え、予選では3分22秒を叩き出し14号車は予選2番のグリッドを獲得し最強のスピードを見せていたトヨタのフロントロー独占を阻止する事に成功、決勝が始まるとレースをリードしたのはやはりトヨタの投入するTS040であり、ポルシェ14号車はエンジンの燃圧低下という大きなトラブルに見舞われたものの総合51位にて復帰、一方最大のライバルトヨタは8号車が悪天候により多重クラッシュにより優勝戦線から脱落、7号車もマシントラブルにより夜を越える事は出来なかった、これによりアウディが1-2体制となるものの復帰し順調に快走をみせる14号車は総合6位にまで順位を上げておりタービントラブルに悩まされたアウディとの差を詰めていった、僚友の20号車はアウディのトラブルによって早朝には首位に立っていた。 しかしゴールからあと2時間というところで20号車がスローダウンしピットに戻るもののそのままリタイアとなってしまう、14号車はアウディ追撃中に2度目のエンジントラブルによりスローダウン、電力のみでの走行となりなんとかピットに戻りレースに復帰するものの総合11位完走という結果であった。 モデルはスパーク製、というか14年以降はスパーク以外ル・マンのモデルを出してないか。 個人的に2014年のLMP1のマシンでは一番完成度が高いんじゃないかな?・・・と、思う・・・実車の写真と比べて形が一番整ってて本気度を感じるね、いかにも見た目がポルシェって感じのフロントカウル、複雑なエラとかが一切無く整ったデザインのサイドポンツーン、綺麗な箱型をしたリアフェンダーとあまり冒険してないデザインが受け入れ安くてとても好感が持てる。 耳なし芳一よろしくボディ上面にビッシリと書かれた文字もデカールでしっかりと再現されているので眺めてて楽しい1台だ。 #1/43 #spark
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Spark 1/43 メルセデス AMG GT3 #999
メルセデス AMG GT3 No.999 ラファエル・マルチェロ 2019年に開催された第66回マカオGP GTワールドカップに参戦したグループMレーシングのAMG GT3、アジア圏で戦う如何にもなカラーリングが特徴的。 市街地で行われるレースはアメリカを始め珍しくは無いがギア・サーキットはその中でも特にハードなコースレイアウトをしており数々の魔のコーナーを持ちこれまで大量のマシンをジャンクに変えてきた。 グループMレーシングは今年こそこの伝統のレースに勝利する為に999号車にはメルセデスで長きに渡りファクトリードライバーを務め、最強のメルセデスドライバーの一人とも言われるラファエル・マルチェロがドライブし相方となる888号車には同じくファクトリードライバーのマロ・エンゲルがステアリングを握った。 決勝日前に12周で行われる予選レースではポールスタートをのAMG999号車が好調なスタート、後続ではマルチェロを後方から追撃していたドリス・ヴァントールのアウディがマンダリンにてガードレールにヒット、そのアクシデントから続々とマカオの魔の手が名手達を襲い始めボリス・ベンドでのアウディのスピンを切欠にセーフティーカーが導入、リスタート後もトラブルは絶えず僚機の888号車がブレーキングでコントロールを失いクラフトバンブーレーシングの77号車に激突、脱落してしまう。 度重なる波乱の中、トップを守り続けていた999号車はリードをキープし続け決勝でのポールスタートを獲得した。 決勝もポールスタートにより飛び出した999号車は快走を始めたがコーナリングスピードで勝るアール・バンバーとローレンス・ヴァントールの2台のポルシェが迫っており非常にタイトなギア・サーキットで超接戦な追撃戦が展開された、コーナリングスピードでは劣るもののAMGはストレートスピードでポルシェよりも優れておりスリップストリームを引き剥がしてしまう程の差があった。 999号車はコーナーの続く山側の区間で巧みなブロッキングにより首位をキープ、海側のストレート区間で差を稼ぐ流れを作り出し順調に周回を重ねゴールを目指すがポルシェも後方にピッタリと張り付いて離れる気配は一切無かった、残り6周でポルシェ陣営の勢いのある走りを見せていたバンバーがヴァントールの前に出てマルチェロ追撃のポジションに付いた、バンバーはサイドミラーをウォールに引っ掛けて飛ばしてしまう程に激しく追撃しすぐにAMGの背後に食らいつく、最終ラップまでバトルはもつれ込みコーナー区間で何度も勝負に出るがメルコ・ヘアピンのブレーキングにてポルシェはAMGのリアにヒット、両者ともバトルは続きマルチェロは直線区間まで逃げ切る事に成功、伝統のマカオGPにてポール・トゥ・ウィンを飾った。 モデルはスパーク製、何よりも目を引く派手な雷模様はデカールで再現されており、質感は他の物と比べると若干光沢が乗ってしまっているがスパークの質の高いデカールで総じてレベルの高い仕上がりになっている、ドライバーは良いしマシンもカッコイイし何よりマカオモデルは競争率がGT3の中では低いので良いな・・・と思ったら手を出してみてもいいと思う、優勝車で人気がでるのかと思ったらそうでもなくネットショップ等でも未だに残っていたりする。 完成度は高いので888号車と999号車で是非とも並べていただきたい。 #1/43 #ミニカー
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Spark 1/43 メルセデス AMG GT3 #888
メルセデス AMG GT3 No.888 マロ・エンゲル 2019年に開催された第66回マカオGP GTワールドカップに参戦したグループMレーシングのAMG GT3、アジア圏で戦う如何にもなカラーリングが特徴的。 市街地で行われるレースはアメリカを始め珍しくは無いがギア・サーキットはその中でも特にハードなコースレイアウトをしており数々の魔のコーナーを持ちこれまで大量のマシンをジャンクに変えてきた。 グループMレーシングは今年こそこの伝統のレースに勝利する為に888号車にはメルセデスで長きに渡りファクトリードライバーを務めたマロ・エンゲルがドライブし相方となる999号車には同じくファクトリードライバーのラファエル・マルチェロがステアリングを握った。 決勝前日に行われる予選レースでは序盤からマンダリン・ベンドや魔の右コーナーとして知られるリスボア・ベンドでクラッシュが発生する荒れ模様となった、セーフティーカーが導入され4位争いに付けていた888号車はセーフティーカー明けにマロ・エンゲルは5番手を走行中のケルビン・ファン・デル・リンデを追い越そうとしヒット、リスボア入口でアンコントロールに陥り4番手を走行するクラフトバンブーレーシングのAMG GT3に直撃するAMG同士の大クラッシュをしてしまう。 マシンは決勝までには間に合ったもののスタート位置は後方となったが、決勝では4位のBMWを先頭としたセカンドグループにて激しいバトルを展開、9位にて完走した。 モデルはスパーク製、何よりも目を引く派手な雷模様はデカールで再現されており、質感は他の物と比べると若干光沢が乗ってしまっているがスパークの質の高いデカールで総じてレベルの高い仕上がりになっている、ドライバーは良いしマシンもカッコイイし何よりマカオモデルは競争率がGT3の中では低いので良いな・・・と思ったら手を出してみてもいいと思う。 #1/43 #ミニカー
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hpi-MIRAGE 1/43 ニッサン NP35 NISMO Festival
ニッサン NP35 NISMO Festival No.23 NP35の最初で最後のレースとなった美祢500kmからちょうど1年後、1993年の11月初旬にニッサンは『高速車両の基礎研究』を菅生サーキットにて実施、研究にはNP35が使用され、これまでの仕様に対してモノコックの小改良、エンジン位置の移動、ショートホイールベース化、更に新規格マシンのアイコンでもあった2枚羽が装備されより実戦的なエクステリアを手に入れた、そして現在、年末近くに開催されるニスモフェスティバルで見ることができるのがこのマシンである。 ちなみにギア比のセットが92年の最終戦以降変更されて居ないらしく、すぐにレブリミットに当たってしまうらしいがそれ故に富士スピードウェイで開催されるイベントの展示走行ではV12NAの絶品サウンドを堪能できる、個人的なオススメウォッチポイントはターン15辺りで立ち上がっていくマシンが比較的近くで見える。 こちらのモデルはニスモフェスティバル2008にて会場販売されたというアイテム、美祢仕様も人気が高くレア度が高いがこちらはそれに輪をかけてレアであるらしくたまたまセカンドハンズで出会えたのは奇跡だったと思う。 このNP35も同じくMIRAGEの為、完成度は非常に高く、NP35のスマートなボディをシャープに再現しているし何よりも2枚羽がとにかくお似合いなので見かけたらすこしコストが嵩んでも手に取ってみてほしい、後悔はしないと思われる。
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hpi-MIRAGE 1/43 ニッサン NP35
ニッサン NP35 No.23 鈴木利男 / ジェフ・クロスノフ 1993年のJSPC、SWCで戦うためにニッサンが開発した新規格NAマシンがこのNP35である、ニッサンはグループCレースのNA化には反対の立場であり92年も旧規定で製作されたターボカーのR92CPを投入し戦っており、NP35は遅咲きの登場となった。 1992年のJSPCはニッサンのワークスが投入するR92CPがまさにシーズンを席巻する活躍を見せており、それに対抗するプライベーターのトヨタ軍団は善戦するも苦戦の模様は隠せずトヨタは遂にワークスマシンのTS010を投入する事によってR92CPに初の黒星を叩きつけることができたのである、しかしシーズンは終盤となっておりポイントは取り返し様が無かった。 最終戦の美祢500kmにニッサンが開発を進めてきたNP35が遂にその姿を表し、トヨタの新規格マシンに対しニッサンも新規格マシンをぶつけ打倒TS010を期待されたが熟成不足が露呈、またQタイヤ等に対応する為にP35のものより強化された脚回りのセッティングが思うように煮詰まらず苦労が絶えない展開が続き予選は最下位へと沈んだ。 雨に見舞われた決勝でもこの問題は解決せず、またドライブトレインのトラブルにも見舞われ決勝も最下位という結果に終わった、NP35にとっては完成直後の実戦テストであり標的はあくまでも93年のル・マンとされ、新規格マシンの多くがV8、V10を搭載する事が多い中V12エンジンが搭載された理由も振動が少なくロングランをするのには最適とされ300周以上を走行する事、熟成を進め24時間を走りきる事が主な目的であった。 しかし92年シーズンが終わるとグループC、特にJSPCは急速に衰退を始めシーズンは消滅し1993年は日産自動車も経営不振に陥った為、NP35の開発は打ち切られたがテスト走行のみは続けられていたらしく、現在でも動態保存されているNP35の走っている姿をイベントで見ることができる、V12NAの高音サウンドは絶品だ。 モデルはhpiのMIRAGEモデル、レジンで作られたモデルは厚みを感じさせないスマートで高い完成度で仕上げられホイール等の細かいパーツも高精度で再現されている、流石はhpiだと思う。 成績は不振のまま終わった幻のCカーではあるが、デザインやカラーリングは非常に美しいので個人的には大好きなマシン、このマシンの熟成が進んでJSPC、SWC、IMSAに参戦していたらどのような戦いをしたか想像を膨らませてみても楽しい、新規格マシンではあるが一段ウイングを装備しておりフロントセクション等どことなく進化しきれてない感じがするのも特徴的で面白い、モデル化は知る限りではエブロとhpiのみしか実現してなくどちらも完成度は高いものの人気のあるモデルの為入手難易度はすこし高め。 #1/43 #hpi-racing
ミニカー hpi-racing 9000円こっくり