覇邪の封印

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KGDのMSX用RPG「覇邪の封印」のカートリッジ
ネット情報等で見られる「破邪」は誤り

ゲームの序盤、実物の地図(写真4)とフィギュアを使って攻略する必要がある、という大きな特徴がある(フィギュアは代用可)
これは21世紀以降のゲーマーには面倒な作業にしか思えないかもしれないが、当時まだ流行っていたテーブルトークやボードゲーム等の面白さを追っていたとも取れ、それが理解できる者からするといまだに楽しい要素
また、ディスク使用の機種におけるコピー防止の意味があった
オープニング、エンディング以外のBGMや効果音がほぼ無い(ただしプラットフォームによる)のが慣れないと寂しいが、渋めの画像とシナリオのためにむしろ雰囲気が出ている
出自不明の妖精が放つ毒舌なセリフが面白い

MSX版はパスワードによりセーブ・ロードを行うが、パスワード自体が長い(55字)上にカタカナとアルファベットが混在するため、間違うリスクがかなり高い

写真6/7:認定証

KGDの代表作の一つとなり、多くのプラットフォームに移植された他、双葉社からゲームブック化もされた

https://muuseo.com/Enban_jin_A/items/219

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